正月2日の朝。キャンプだと早起きがまったく苦になりません。
キャンプ場内を少し歩くと海が見える高台があります。浅川湾の静かな入り江が一望できます。
今朝の朝食はパスタです。朝しっかりと食べておくのが自分流。長い旅をしていた時は節約と物理的にお昼時に食事できる場所がないことが多かった事もあり昼食はパンとかクッキーとかの簡単な行動食で済ませていました。なので朝はがっつり食べておくのです。
ゆっくりと支度して9時過ぎに出発。この日は国道193号線の霧越峠を目指します。
昨日も寄ったコンビニで買い出しをしてさあ行きますか。峠までは約30キロです。
海部川に沿って走ります。水量はこの時期は少ないようです。
交通量に反比例してやたらと広いきれいな道が続きます。何ヵ所かで拡幅工事もやっていました。峠を越える車がそうはなさそうですがこの奥には徳島一と言われる轟の滝があります。この町の貴重な観光資源でしょうからせっせと道を広げているのでしょう。
午前11時、その轟の滝との分岐である皆ノ瀬に到着。ここで出会った車はすべて滝の方へ曲がって行きました。約20キロ川を遡ってきましたがほとんど上っていません。まだ標高は80mほどです。峠まであと10キロ。峠の標高は760mなのでまだまだこれからです。しかしこの山深さで標高100m以下というのが俄かには信じがたいです。
皆ノ瀬を過ぎるとやっと本格的な上りになります。ふと見上げるとえらい高い所にガードレールが見えています。先は長いです。
さっき下から見えていたガードレールのところまでやって来ました。写真のデータによると17分かかっていますね。早いのか遅いのか?視覚的な距離感からすると早く着いた気もします。走っていた時には気が付かなかったのですが周囲の山が皆伐されていました。ちょっと痛々しい光景です。
きれいに曲がってますねー。何があったのか?
このルートはさほど展望が開けるところはないのですが1ヵ所だけなかなか良い所がありました。やや霞んでいますが澄んでいたら海が見えるのかもしれません。
12時30分、六丁轟林道の分岐に到着しました。ツーリングマップル、そして国土地理院の地形図までもが峠の場所を誤記しています。いや、実際ここが峠なのかもしれません。ですが本来峠と呼ぶべき町境の鞍部はこの1キロ先です。ここが頂上だと思って上ってきたサイクリストにとってあと1キロの上りは酷ですねー。
ここが霧越峠です。今回は六丁轟林道を走るのでここに来る必然性はないのですがやっぱり峠は押さえとかなきゃね。この立派な碑は『関連林道霧越線開通記念碑』です。もともと林道だったのが国道に出世したのですねえ。
その6へつづく