朝から雨…。天気予報を見ていたので昨日からこの日は走らない、と決めていました。
長い旅だと観光だったり休息日だったり悪天候だったりで走らない日をつくることも多かったのですが３泊４日の旅で雨だから走らない日をつくったのはこれが初めてかもしれません。
ここのところ（ありがたいことに）忙しい日々が続いていたのでテントでのんびりできるのはほんとに良い時間でした。このキャンプ場は標高が800ｍのところにあるので肌寒いくらい。雨音を聞きながら寝袋に足を突っ込んで持ってきた文庫本を読んだり日記を書いたり地図で翌日のルートをあれこれ考えたり、何もせずぼーっとしたり。。。
１人のテント旅は何もすることがなくて暇だからいや、と言う人もいますけど今回はこの暇な時間がありがたかったです。
このキャンプ場は明かりなし、電気なし、インターネット環境全くなし！宿の食堂にもTV、新聞一切なし。この隔絶感が何とも言えず。。
それにテントだと世界中どこへ行っても自分の部屋ですからね。落ち着きます。
天気予報通りお昼から雨が上がったので行動開始！まずは小田深山荘で昼食です。ストーブの点いた食堂でうどんセットを。
一度テントへ戻り小田深山渓谷の遊歩道を散策に行くことに。
まずは車道を歩き南へ。
雨で滑りやすくなっているので慎重に河岸へ。対岸の遊歩道へ渡る橋は残念ながら流されていました。これで周回ルートの計画が絶たれてしまいました。
巨大な倒木を発見。老いた木は朽ちて新たな生命がそこに宿る。のです。
橋がないので車道を引き返して反対の端っこへ。広葉樹のトンネル!
五色河原から渓谷へ下ります。曇り空の柔らかな日差しが５月の新緑の緑をより鮮やかに見せています。ここからの眺めが特に印象的でした。大岩の上に立つ一本の孤高の巨木。。。見入ってしまいます。
吊り橋、ではなく丸太を渡した橋が対岸とを結んでいます。渡ろうと思って一歩足を踏み出したのですがものすごく滑りやすくなっていている上に手すりは細いワイヤーが片側に一本あるだけ・・・。半ばで引き返しました。。
写真を撮りながら散策していると時はあっという間に過ぎていきます。気が付くと３時間ほども歩き回っていました。お見せできるレベルの写真がほとんどないのが残念です。
山荘に戻りお風呂をお借りします。17時過ぎだったので一番風呂。「適当にお湯は調整しておいてねー」という女将の声を頂いて階下のお風呂場へ。２日目ですがなんか田舎のおばあちゃんちに泊まってる感覚になってきました。
風呂上りに山菜の天ぷらでビール。大ビンのビールっていいですね！
テントに戻って空を見上げると月が出ていました。明日は晴れそうです。
その１０へ。もう少し続きます。