2014~2015土佐伊予海山峠旅 その5

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 2015年元日の日の出を待ちます。
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 しかし厚い雲が水平線を覆い太陽が姿を見せる気配がありません。水平線から真っ赤な太陽が上ってくるのをここ室戸岬で見たことがあったかなあ?
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 これが初日の出だ!と宣言できるような状態にはついになりませんでした。が今年も美しい薄明光線(レンブラント光線、天使の梯子とも言いますね)を見ることが出来ました。


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 お正月、この日の予定は大移動です。一気に四国を縦断して愛媛南部の町宇和島へ向かいます。まずは最寄りのごめん・なはり線の奈半利駅まで約30キロを走ります。ほぼ平坦な海岸線で条件が良ければ1時間半もあれば着くのですが例年この時期は強い北西の季節風が吹くので2時間掛かると仮定。さらにコンビニで荷物を送って輪行するのに1時間掛かるとして計3時間。となると乗れそうな列車は14時1分発の高知行です。
 まあ想定内です。一本早い便は12時5分発なのでこれには間に合いそうにありません。10時半頃に出発。安芸在住のIさんも自走なのですがのんびり帰るという事で別行動。ここから一人旅です。
 岬を回り込むとものすごい向かい風になりました。これまで何度も元日にこのルートを走っていますがこれまでで一番強烈な向い風です。ついうっかり室戸スカイラインの入り口から旧道に入るのを忘れてしまい強風に煽られての走行になりました。
 上の写真は室戸岬方面です。砂浜の砂が激しく打ち付けてきてとても立っていられません。
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 これから走る行当岬方面です。岬を回り込む時あまりの強風に車道に押し込まれそうになりしばらく押して歩きました。風で押すのはパタゴニア以来でしょうか?ジャケットのフードが風をはらんでものすごい抵抗なので無理矢理背中に巻き込みました。
 この日の室戸岬の気象庁の記録を見ると最大瞬間風速は20~26m/sとなっています。台風並みですね。
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 羽根岬を通過。4サイドのサイクリストを追い越しました。挨拶だけになってしまいごめんなさい。奈半利のコンビニで会えるかと思ってましたがそれっきりでした。
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 12時35分、奈半利のコンビニスリーエフに到着。お正月から開いているお店があるのは助かります。ここでキャンプ道具一式を自宅に送り返しました。今回はこれ以降の宿泊はテントではなくホテルに泊まることに決めています。キャンプ場を探してルートを考えると逆に制約が多くなることに気が付いたのです。
 なのであらかじめ25リットルのバックパックを用意してそれにテントや寝袋を入れて宅配便で送ることにしました。箱詰めしなくてもバックパックのままで送れるんですね。
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 寒風に震えながら自転車を分解して3Fの改札ホームへ。5時間の汽車旅に備えてスリーエフ名物の爆弾おにぎりで腹ごしらえです。奈半利駅は終着駅。これより先に線路はありません。
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 高知で中村行の特急に乗り換えです。岡花辺りで緊急停車。線路付近で火災があったそうで安全確認のためしばらく停車していました。その時の車窓風景です。
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 須崎を過ぎてトンネルをいくつも抜けて山沿いに入ると風景は一変し雪景色になりました。かなり積もってる??
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 窪川でワンマン列車に乗り換えです。乗客は4名。四万十側に沿う予土線ですが日が暮れて真っ暗な中を進みます。
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 19時10分に宇和島駅着。ここも終着駅でホームは行き止まりです。なんかヨーロッパの駅みたいでカッコいいですね。
 閉まる直前のキオスクで買い出しをしてホテルへ。予約したのは2009年の年明けツアーでも利用した宇和島ターミナルホテルです。輪行状態のままチェックイン。ここは屋根付きの駐車場に自転車を置かせてもらえます。駐車場で自転車を組み立てて部屋へ。長い移動の疲れもあり早々に就寝しました。
 
その6へつづく