海岸線に沿ってしばらく進むと山の斜面がすべて城壁のようになっている場所が現れます。
城壁ではなく石垣で組まれた段々畑です。ここでは段畑(だんばた)と呼ばれています。幅1mにも満たない狭い平地を作り出し作物が植えられています。圧倒される光景です。ここは文化庁の重要文化的景観に選定されている場所です。
ふもとには広い駐車場とだんだん茶屋があります。ほんのちょっとだけ期待していたのですがやっぱりお正月休みでした。ここに自転車を置いて朝買ったパンと自販機のコーヒーで昼食。その後段畑の散策に行きました。
まず軽トラがギリギリ通れるくらいの幅の作業道を上って行きます。上り詰めると稜線の車道に出ます。段畑全体が俯瞰できます。
各地で見かける棚田もそうですが人が生きていくために苦労して編み出したものが今美しい景観として認識されているというのが興味深いです。
なぜここにこんな段畑が作られたのか?その歴史を知ってからこの景観を見るとまた違った意味があると思います。段畑を守ろう会のHPや、個人のブログですが詳しく言及されている方があるのでリンクしておきます。ぜひ一読してみて下さい。
その9へつづく