もう2月も半ばを過ぎましたが旅はまだ1月4日です。もう少しお付き合いください。
1月4日の朝。スーパーホテルは朝食付きなのでしっかり頂き昼食用にパンを少しもらいました。食べ放題だから良いでしょう。
8時出発。まだ朝の光が残る八幡浜を走り出します。今日のメインは瞽女ヶ峠から耳取峠に続く林道です。ここを走破した後は行けるところまで行って輪行する予定です。宿泊は今治です。
この日のGPSログはこちらです。
八幡浜の北には目の前に権現山がそびえています。みかん畑になっているであろう山肌に車道がうねうねと見えていて坂好きなら上りたくなる光景なのですが地図で見るとどうも稜線を越えて山の向こうに下る車道がなさそうなのです。旧国道の名坂峠を使っても良いのですが今回は県道249の須田トンネルで保内町に抜けることにしました。
海岸沿いを走っていると巨大なフェリーがやって来ました。そうか!九州へ渡るという選択肢もあったんだなあ。なんて思ってみたり。
須田トンネルを抜けて保内町へ。
瞽女ヶ峠への道は昔走ったことがあるのでこのまま素直に国道を行くのは面白くありません。事前に地図で確認しておいた山越えルートへ進みます。写真の鳥居の前を右折。
道は一気に狭くなり縫うように上って行きます。
みかん畑の中を上るにつれて視界が開けていきます。保内の町並みと宇和海の眺めが高度が上がっていくとどんどん変化していきます。この頃はまだ陽射しがありました。ゆっくりと景色を拾いながら上ります。軽量のロードバイクで軽快に坂を上るのも好きですが何より好きなのはこうして重たい荷物を積んだツーリングバイクを軽いギアでゆっくり走らせることだったなあ。と改めて感じました。
みかん畑が途切れると森の中へ。暗い森を下って行くと旧国道に合流しました。時間が掛かった割には全然前進していませんがまあ良いでしょう。眼下に現在の国道トンネルが見えています。
平家谷という谷を上って行きます。朝から一転どんよりとした曇り空になってしまいました。ここは平家の落人伝説の残る地域です。ここに詳しく書いてありました。
瞽女ヶ峠に到着。
1996年の写真もありました。ほぼ同じ構図です。成長してませんね。当時はトンネルはなくまだこの道が国道でした。道もきれいだしバス停までありますね。
古い標識は瞽女峠ですが新しいこっちは瞽女ヶ峠という表記です。どっちが正しいのか?
その15へつづく