新見~三次を走った訳

 先日走ったルートを公開した時あるお客様からなんでこのルートを走ったんですか?との質問がありました。いつも読んでいただきありがとうございます。とてもうれしい質問であります。
 このコースには思う所がありまして遡る事約20年。当時購入した写真集が発端なのです。
 多分学生の頃に買ったと思うのですが岡本良治さんの写真集『山里そのまま』山と渓谷社の表紙になっていた巨樹です。
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 そう。この写真です。当時庄原市川北町という表記しかなかったのですが今ならピンポイントでこの木の所在を調べることが出来ました。一度この目でこの木を見てみたいとずっと思っていたので今回計画したのです。
 庄原は鉄道を使って行こうとするとかなりの僻地で相当時間が掛かります。岡山から特急で行ける新見からかろうじて広島からの連絡がある三次まで走るのが日帰り輪行サイクリングには都合が良いようなのでこのルートになりました。あくまでもメインは庄原川北のこの木を見る事でした。


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 写真集の表紙とは周囲の環境が随分変わっていますが国道沿いの田園地帯にこの木が見えた時はすぐに分かりました。写真集の解説にもあるのですが柿の木に石仏や祠が作られ神格化されている例は少ないそうです。
 ここに至るまでの道も非常に印象的なところがありましたので次回からレポートしていこうと思います。昨月の塩塚峰の話も途中なのでそっちもやりますよ!よろしくお付き合いください。