午前6時号砲の合図でスタート。しばらくパレード走行です。密集した集団走行。マウンテンバイクはハンドル幅が広いので接触に注意です。先頭で着を狙う人にとってはパレード走行でしょうが8時間前後で完走を目指す僕らにとっては普通のスタートです。速すぎず遅すぎず。上り区間に入っても変わらぬマイペース。どこでパレード走行が終わったのかはよく分かりません。
しばらくは舗装路を上ります。
焦らず坦々と。舗装路区間も含めて10キロ、平均勾配6%の上りが秋の王滝100キロの洗礼です。
未舗装区間に入ると道幅も狭くなります。2列での走行。以前右側が追い越し車線と書いたこともあったのですが最近はそうでもないみたい。が、左右のラインでわずかな速度差が出来た時を見計らって少しずつ前へ。
標高が上がるにつれ下草が笹に変わり周囲の木々が針葉樹林に。霧は晴れず幻想的な雰囲気。今回は心拍計を着けていたのでそれをペースの目安にしようと思っていたのですが早々に心泊バンドがお腹の辺りへ下がってきて体感より低い数値しか示さなくなってしまいました。ここで心拍100切るなんておかしいやろ?と。
しかたない。数値ではなく感覚で走る事にしました。
この朝日が路面を照らし始める辺りが最初のピークです。今年は霧が深く下界を望むことは出来ませんでした。スタートから約11キロ。通過時刻は7時4分でした。
ピークの標高が1540m。標高差650mを上ってきた計算になります。下り基調のアップダウンで伝上川、濁川を渡ります。この辺りの下りはがれた所が多くパンクして止まって修理している人をたくさん見かけました。速い人には先へ行ってもらいマイペースで。
王滝SDAに参加し始めた2011年から数年はこの2つの沢の橋が通れず迂回路を通過していましたが昨年から地形図に載っている道に沿ったルートに戻っています。
この辺りは昭和59年(1984年)の長野県西部地震の山体崩壊の現場です。当時小学生でしたが残念ながら記憶に残っていません。大会会場の松原公園は当時流出した土砂を集めた場所だそうです。
ここから再び上り5キロで標高差270mを上ります。
その4へつづく