県道149腕山宮石線で水ノ口峠を目指します。19km、標高差800mの長い道のりです。すぐに通るのが赤い壁の切通しです。前回(2007年)もここで写真を撮ったはず。記憶ではもっとインパクトが強かったような気がしてなりませんでした。帰宅後当時の写真を確認するとかなり赤い!施工されて間がない時だったのでしょう。
赤いです。10年経って苔生してずいぶん落ち着いた色になったのですね。
変わった名前の林道がありました。なぜに不自由?ネットで調べると古い地名の名残のようです。
狭い1車線の道が続きます。途中にある竜ヶ嶽は東洋一の絶壁だそうです。紅葉の時期に訪れるのは初めて。スケールが大きく写真に収めるのが困難です。
標高700mにある小祖谷(おいや)集落。お堂のもみじが色づいていました。ここは昔は小学校があったそうですが今はひっそりとしています。農作業をしているお婆さんの姿がありました。
小祖谷を過ぎると道は松尾川の本流と離れて標高を上げていきます。道沿いに広葉樹が増えてきました。松尾川はこの先でこの流域の生活を大きく変貌させた松尾川ダムに繋がります。松尾川ダム方面の道は落合峠の手前の桟敷峠へと抜けることが出来ます。今は舗装されたようなので周回コースもとれそうです。
良い雰囲気の狭路が続きます。
滝が現れます。この辺りの地名は瀬戸内です。せどうちと読むようです。なぜこの山奥が瀬戸内なのかは分かりません。
峠が近くなり再び渓流沿いの道になります。普通峠道は沢から離れて稜線の鞍部を越えていくのですがこの峠は松尾川の支流に沿って上って行きます。他ではあまり見ない風景です。
午後2時半、水ノ口峠着。標高は1110mです。日の丸林道方面は通行止めでした。
その4へ。もう少し続きます。