島の西には周回ルートがないため家浦から甲生へは峠越えです。その道すがらにあった観音寺の神絛集会所で一休み。軒下に自転車を置いて雨を凌ぎます。
同じ敷地?に神社もあり御神木かな立派な巨樹がありました。その根元にいくつか祠があったのですが円柱状の不思議な形をしています。正面に回ると小さな窓があり中には石仏が!なんだこれは、と一気に惹きつけられました。豊島は豊島石という角礫質凝灰岩の産地です。水に弱く風化しやすいけれど、火や熱に強い加工しやすい石だそうでおそらくこの祠も豊島石で作られたものでしょう。
なぜこんな祠の中に入っているのでしょうか?盗難防止という説もあるようです。
参考 e4 豊島時間
小さな峠を越えて島の南側の甲生地区へ。瀬戸内国際芸術祭2016の展示作品、遠い記憶です。残念ながら会期が終了しているので立ち入り禁止でした。
甲生地区の薬師堂に立ち寄りました。ここは首なし地蔵で有名ですがクスノキ越しに見る甲生地区の町並みと海の眺めもなかなかでした。
甲生地区から唐櫃地区への道はなかなかどうして険しいです。海抜100mほどの峠なのですがメーターはずっと12%表示。。。島一周をレンタサイクルでするならやっぱり電動アシストだなあ。
唐櫃岡地区に戻り島キッチンで昼食をと思ってたのですがかなり混んでます。傘を差した一般観光客の方々が続々と入っていきます。食事はフェリー乗り場近くのたこ焼きでいいかと開き直り付近の路地を散策して浜地区へ。
往きでは通らなかったこの道。海に続く坂道として雑誌やwebでよく紹介されてます。雨でもまあ良い雰囲気です。
棚田の中の小路で海へと下っていきました。
野村商店のたこ焼き。地元の方の先客があり焼き上がるまで15分は掛かるとの事。15分ならまだフェリーの出航には間に合うしもうここしか食事するところはないのでお願いしますと返事をしたはずです。確かにしました。
がこの後すぐにやって来た同じクルーズツアーの方々が2皿注文したのですが格好も似てるしでどうも先に注文した僕の1皿が忘れられていたようで…。かなりご高齢のおばあちゃんが焼いていますのでしょうがないか。申し訳ないけど後から来たグループさんは1皿にしてもらい腹ペコの僕は1皿しっかり頂きました。ストーブがありがたい店内です。結局焼き上がるのも20分以上掛かり口の中をやけどしつつ大粒のタコが入ったたこ焼きを頬張って昼食としました。
その3女木島編へつづく