忘れていた訳ではないのです。4月に上った落合峠の旅。記憶があるうちに書いておこうと思います。
祖谷川を挟んで対岸の中上地区にある落合集落展望所に初めてやって来ました。立派な展望台に立派なトイレ。展望も素晴らしいです。国道から3キロほど上りますがぜひ訪れてみて下さい。
こうして俯瞰してみるといつも走る深淵落合林道は落合集落のなかのごく一部だという事がよく分かります。またいつかじっくり探索したいですね。
お馴染みの分岐に到着。
ちょうどお昼時なのでヒルクライム前ですが宿で予約して作ってもらったおにぎりで昼食です。商店も営業していましたが入手できるものが不確定なので宿で予約しました。
12時半、登坂開始です。落合峠まで13キロ、970mの上りです。
こちらから上るのは2013年以来3回目です。この落合集落は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。この頃はまだ陽射しがあったんだなあ。
落合地区を抜け荒々しい法面の道を上って行きます。
冬季は雪で閉ざされる地域ですので路面が悪いところもあります。落合峠の南側は古くから舗装化されていたため近年舗装された北側より路面が悪いです。ツールドにし阿波で一躍有名になった落合峠ですが細いロードバイクのタイヤでの走行は細心の注意が必要です。
このコーナーが前半の山場です。ちょうど集材のトラックがやって来ました。
トラックが通り過ぎた後ふと見上げるととんでもない位置と角度にガードレールがありました。こうでなくては。
上るにつれ残雪もちらほらと。そして雨雲の中に入ったのか雨が落ちてきました。標高も上がり暑さはないので上下レインウェアを着て再出発。
上ってきた道を見下ろす撮影ポイント。なんとか霧の隙間に道が見えていました。
この石仏群とプレハブの避難小屋が見えると峠はもうすぐそこです。
実はこの避難小屋を宿泊場所にして1泊2日の旅の計画を立てたりもしたのですが結局辞めました。今後のために中を覗いてみたのですがカビの匂いがちょっと・・・。テントの方が快適かな?
午後3時過ぎに峠に到着。1520mは四国の車道峠としては最高所です。写真を撮りながらだったのでふもとの分岐から2時間40分掛かりました。残念ながらホワイトアウト。何にも見えません。
新しい峠の立て看板と初対面。ですがガーミンの温度計は8℃、雨も冷たく早々に下りはじめました。
桟敷峠まで来ると晴れ間も見えてきました。
林道小祖谷三加茂線の走行も考えていたのですが時間を気にしながら走っても楽しくないのでまたにすることにしました。やまさんのレポによるとコンクリ舗装で展望もないとの事。吉野川側から上って井内谷川の方へ降りてみるのも良さそうです。次回の楽しみですね。
今回は県道44をそのまま下り阿波加茂駅で輪行して旅を終えました。
おわり
詳細レポ、ありがとうございました。
未走のところはもちろん、既走のところも新たな視点をいただいています。落合峠の避難小屋なんて、全く知りませんでした。
やまさん
コメントありがとうございます。同じところを走ってもみなさん視点や写真を撮るポイントが違ったりするので面白いですね。避難小屋は今回初めて中を覗いたのですが泊まるにはちょっと・・でした。