ヒルクライムチャレンジシリーズ2017 第7回 高梁吹屋ふるさと村大会

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 朝3時半集合、積み込みをして出発。途中のコンビニで買い出し。今回は高梁小学校のグラウンドに誘導されました。
 今年の目標は自己ベスト更新です。2015年の30分45秒212を超える事。そのため日々厳しいトレーニングを重ねてきました。という訳でもなく今年2月から導入したROTORのパワーメーターとパイオニアのトレーニングアシストを使ったインターバルトレーニングを週1追加したのみ。。。それでもパワーメーターのおかげで自分自身のレベルを客観的に知ることが出来たのは大きいです。
 
 朝3時の体重は63.2㎏、63.0㎏の壁が厚くなかなかここから減りません。パレードランも含めて25㎞しか走らないので朝食を食べ過ぎないように気を付けました。移動の車内でおにぎり2つ、駐車場でバナナ1本。パレードラン直前にザバスのピットインエネルギージェルを1つとメイタンのツーランを2粒補給しました。ボトルは1本、ムサシのリプレニッシュを溶かして行きました。スタート前までにちびちび飲んでスタート時には半分くらいになっていたと思います。
 
 機材はいつもと同じGDRのメテオハイブリッドにWH-9000-C35のホイール。タイヤはミシュランのパワーコンペティション23C、チューブは同社ラテックス。フロントバックは外してオルトリーブのサドルバック(マイクロ)にパンク修理道具と携帯工具のみを積みました。携帯ポンプも普段は使わない59gのAIRBONE をサドルバックの中へ。CO2ボンベも14gと超軽量なレザインTWIN SPEED DRIVEです。スプロケットもアルテグラの14-28tに、これは緩斜面や平坦の細かい速度変化に対応しやすいので正解でした。
 あっ、フロントライトもクイック軸のマウントを外してハンドルへ移動。少し軽くなったはず。。。
 
 高梁は盆地なので早朝は厚い雲に覆われていました。気温も低く12℃、半袖ジャージに薄手のウィンドブレーカーを羽織りスタート前に脱いで背中のポケットに入れました。
 大会会場である(株)山陽オカムラのグラウンドへ移動。寒いです。トイレはここで済ませました。パレードランの途中で寄るとスタート時間までの余裕がなくなってしまいます。
 冷え切った体でパレードラン開始。所々で少し踏み込んだりダンシングしたりで体をほぐしました。地元の方々の沿道での応援も毎回感謝です。出来るだけ手を振ったり声を掛けたりしながら走行しました。
 スタート地点に到着。去年最前列でスタートして失敗したのでその轍は踏まないように今回は中盤まで下がりました。出走リストを見るとこのカテゴリーが1番多く272名のエントリーがあったようです。3組に分かれて3分おきにスタートするのですが1組目にいて正解でした。おそらく上位10名は全て1組目の方だったのではないでしょうか?
 チームメンバーも到着。雑談しながらスタートを待ちます。ペースメイクで最も頼りにしているK田さんの姿が見えないのが不安でしたが時間が来てスタートしました。
 
 作戦はとにかく先頭集団に食らいつく、前には出ない。です。このコースはヒルクライムといっても勾配は緩く集団が圧倒的に有利です。個人TTでは絶対にタイムは狙えません(私は)。なので集団に食らいつくのは自己ベスト更新の絶対条件でした。順位ではなくタイムが目標なのでめちゃくちゃ速い人が抜け出しても気にしません。タイムもはっきり言って集団任せなのですが過去のリザルトから先頭集団に残れば自己ベストは出るだろうと踏んでいました。これは先頭集団が今の私の実力で着いていけないくらいの速さではないだろうという意味も含んでいます。ただ前へ出て足を使うと着いていけなくなるであろう自信?はあったので申し訳ないですが作戦として前は引かないことにしました。


 ゆっくりとスタート。先頭が見える20番手位に付きました。すると右からすごい勢いで上がっていくK田さんを発見。ほぼ先頭まで一気に上がっていきました。K田さんが一緒の組にいるのは非常に心強いです。
 前半の上りは約8キロ、4キロ地点から勾配が緩くなるのですがそこまででインターバルが何度も掛かります。パワーメーターのグラフを見ると4回ほど400Wを超えている場所がありました。最初は1キロ地点、確か中切れが起こりかけたので大事になる前に足を使って先頭を追いかけたのです。その時すでに人数は絞られて1列棒状、一昨年(2015年)は大集団だったのにえらい違いです。K田さん引きすぎじゃないのと心配しつつ着いて行っていたのですが逆にこっちが苦しくなり後ろにいたY本さんに前に出てもらいました。中切れを起こして巻き添えにしたら大変申し訳ないですから。。。先頭は10名いなかったのではないでしょうか?
 このままずるずる離れてしまいそうだったのですが後ろを見ると小集団が良いペースで上って来ていたので少し緩めて合流。多分3キロ地点辺りだと思います。おそらくkitaさんの力強い引きで程なく先頭に追い付きひと安心。あくまで他人任せですが胸を借りる心づもりなので許してください。4キロを過ぎた緩斜面区間になるとハイペースに身体が慣れたのか落ち着いてきます。ですがこの辺りで2名が先頭から抜け出す!!。気が付きましたが私に出来ることは何もなく集団を引いて下さる方に身を委ねるのみ。
 
 茶屋を過ぎ最初のピークが見えてきます。ちらっとメーターを見るとスタート地点で押したラップの平均ワットが278W?出し過ぎでしょな数値でしたが無視することに。身体の感覚としてはまだまだいけるでした。
 下りは追い越し禁止。それなりのハイペースで下っていきましたが後でデータを見ると逃げてた2人の方が速かったようでここで少し差が開いたみたい。追い越し禁止区間が終わり上り返します。しばらく緩斜面が続くのですがここも集団の半ばで影を潜めていました。一昨年は道幅が狭くなるこの後の区間での追い越しがすごくこわかったのですが今回は人数が少なかったのでその不安はありませんでした。先頭のペースは相変わらず一定ですが皆に疲れが見える様子。かろうじて食らいつくという強度ではないのですが前に出ることも出来ず急コーナーの続く区間を過ぎてラスト1キロへ。これまでは勾配のきつくなるこのラスト1キロで失速していたのですが今回はペースで行けました。最後の観客のいるヘアピンの手前でインナーに落として残り100m。この時点で自己ベスト更新は確実だったので程々に追い込んでゴールしました。
 メーターのラップタイムで30分21秒。公式タイムは30分13秒803でした。
 順位は男子Cで8位(完走264名)、男子総合76位(完走796名)。参加者は過去最高で特に若い方や女性が増えているように感じました。良いですね。
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 今回のデータです。14分~18分間と25分~30分間のMMPグラフを更新しています。普段の練習ではこの時間帯を頑張ることはないですからね。という事はここの強化がタイム更新の鍵?
距離 14.56 [km] 獲得標高 437.2 [m] 消費エネルギー 468.5 [kJ]
平均スピード 28.8 [km/h] 平均ケイデンス 95.4 [rpm]
最大ANT+パワー 702.0 [W] 平均ANT+パワー 266.2 [W]
NP™ 271.5 [W]
 次回に向けての課題。目標は30分切り?ヒルクライムですがロードレース的要素が強いのでタイムも集団次第。先頭交代に加わりレースをつくれるようにならなければ。
 今回は本当につきっぱなしだったので先頭を引いてくれた方々に敬意を評してラストであまり追い込まなかったのですが(Y本さんは抜いてしまいました。。引いて下さってありがとうございました。)次回は心置きなく踏めるように展開に絡みたいです。前半のインターバルが掛かる区間で切れかけるのも毎回のようなのでここも課題ですね。
参加された皆様、大会関係者の皆様、沿道で応援して下さった皆様ありがとうございました。
わずかですが写真です。

2件のコメント

  1. お疲れ様でした。お世話になりました。
    自分、最初はついて行けましたが、途中からどんどん離されました。予想通りですが。
    それでも少しレベルが上の方とトレインができたおかげでペースを維持できたと思います。
    初体験でしたが、普通の山登りと勝手が違うのがよく分かりました。
    来年はもうちょっとついて行けるように頑張ります^_^
    引き続きよろしくお願いします。

  2. よねだ様
    コメントありがとうございます。お疲れ様でした。他のヒルクライムレースと違って高速での集団走行なので坦々とではなくインターバルが掛かりますね。
     こちらこそ、練習会等これからもよろしくお願い致します。

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