林道寒風大座礼西線の続きです。今頃は紅葉が綺麗なんでしょうね。週末の天気予報がうらめしい限りです。
この旅の直前にMTBのタイヤをチューブレス化していました。その恩恵なのか下りが楽しい!しっかりグリップするので狙ったラインが走れます。下りでのタイムロスを減らすのも王滝SDAでの7時間切りには必要なのです。
この林道の路面は夏に行った氷ノ山の林道のような人工的なバラス(砂利)がないので気持ちよく走ることが出来ました。
約25キロの林道を3時間半ほどで写真を撮りつつのんびり走ったのですが出会った車はこの1台のみでした。オートバイもゼロ。平日ですからね。
桑瀬川の支流の谷を3つ越え一の谷から続く笹ヶ峰の登山道を過ぎると地形図には載っていない区間に入ります。2キロほどのこの林道では長めの上りです。岩盤がむき出しの荒々しい路面が断続します。集中して路面を見極めて進むべきラインを選び上って行きます。苦しいけど楽しい時間です。
視界が開けてきました。
寒風山方面の稜線が一望できるポイントに着きました。町道瓶ヶ森線が見えてますね。標高は1100m位なので1700mまで上る町道瓶ヶ森線(瓶ヶ森林道)と比較すると雄大さは少し落ちますが風景を独り占めしている満足感は十分に得られます。
その先は新設区間のようでガードレールや法面の工作が新しく勾配も急で親切に?勾配標識がいくつか立っていました。寒風山側の林道と足谷川からの昔からある林道を近年になって繋げたのでしょう。
道の真ん中に鹿の親子がぽつんと立っていました。
GPSの数値で標高1160m付近がこの林道の最高所です。そこを通過するとしばらく下りになります。と書いているのは当時のデータを見ているからでひと月以上たった今の記憶は曖昧です。写真の時刻とGPSのデータを照らし合わせて書いています。この写真はその下りの途中。眼下に国道194号線が見えています。
大規模な集材の現場を通過。この辺りはガードレールがありません。路面は安定していますね。
この写真も長い下りの途中です。正面に笹の美しい稜線が!冠山~平家平辺りでしょう。
下り切った標高980m地点が林道足谷線の分岐です。この林道は大学生の時に買った昭和61年修正の地形図にも行き止まりの林道として載っています。この舗装林道を下ると下界に下りられますがもう少し進みます。
足谷の分岐から2.6キロの上りです。印象的な法面が現れます。舗装路だと道路と法面が別物に見えてしまうのですが未舗装路だと道路と法面が風景のなかで共存します。路面は川底のような荒れた場所も多くMTBの太いタイヤでなければ難儀するでしょう。徳島のやまさんから早速レポートが届いていますがシクロクロスの32Cのタイヤだとテクニック以前の問題で乗車不可能な場所もあったと思います。
撮影時刻2017年8月29日13時33分。これをGPSログと照らし合わせると撮影場所が特定できます。林道入り口から約17キロ地点の眺めです。方角は南側、おそらく稲叢山辺りだと思われます。
13時38分、2つ目のエスケープルートに合流しました。珍しく沢沿いではない道です。高藪へ下ることが出来るのですがもう少し林道を楽しみます。
分岐から約1キロの上りです。途中いの町から大川村に越境するのですが標識はありません。ピークを過ぎると長い長いダウンヒルの始まりです。
下りの途中の風景です。針葉樹林や道のカーブ、青空と白い雲の配置が綺麗です。
14時12分、基点から22キロ地点、寒風大座礼東線との分岐に下ってきました。左に進むと志遊美谷に接続しているらしいのですが出口にゲートがあるとの事前情報を得ていたのでここは右へ進むことにしました。また下りは続きますが気持ち的にはここがゴールでした。
その8へつづきます。
さすがに余裕で走られたようですね。
路面の写真も適格で、感心しながら見させていただきました。
お察しのとおり、下りでは乗車できない区間が2ヶ所ほどありました。
稲叢山方面の展望、全く気付きませんでした。
もっと、余裕を持って走らないとダメですね。
やまさん
コメントありがとうございます。瓶ヶ森、石鎚山系の展望はなかったように思います。私が走った時よりもさらに路面が悪くなってますね。
フルサスカーボンMTBは上りも下りも楽ですね。クロモリのツーリングバイクよりも車重は軽かったりしますから。