高知の右側、年越し林道合宿その5

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 岩に張り付く樹木。むき出しの根が生命力の強さを感じさせます。
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 狭路区間を抜けて中盤からは道幅が広くなります。これまでなかなかペースが上がらず日暮れ前にデポ地へ戻れるかやきもきしていたのですがこれでなんとかなりそうです。と思ったら今度は倒木です!つい最近折れたのか全く人の手が入っていません。1人だったら引き返していたかもしれませんがOKさんと手分けして自転車を担いで乗り越え何とか前へ進むことが出来ました。
 若干の下りもふくめて進んでいくと工事車輛が置いてある現場があります。という事は最近車が入っているのでこの先は問題なく進めるのでしょう。ここで引き返すとなるとナイトランも覚悟しなければいけないなあと少々不安だったので安心しました。
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 赤野川から分かれる分岐から舗装になり標高330m付近をトラバースする道で香南市夜須町羽尾地区へ。人家があり飼い犬の散歩をする人もありほっと一息です。羽尾地区には大釜荘という山荘があります。旧羽尾小学校の跡地に建てられているログハウス。キャンプも出来ます。正月のこの日も営業しているようで先客あり。ここは2003年11月に高知大学サイクリング部のOB会のサイクリングで訪れており写真が残っています。2003年は初めてデジタルカメラを買った年ですね。


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 羽尾大釜荘がピークかと思ったら県道へ合流するまでしばしの上り坂。後半の予期せぬ上りは堪えます。県道をそのまま下ると夜須に下りてしまい国道走行が長くなるのですぐに分かれて道家方面へ。
 時刻は15時を回りました。冬のこの時期は3時でも太陽は西へ傾き光の色が日中とは違って見えます。途中標高400m付近で思わず足を止めてしまう景色に出会いました。海まで直線距離でわずか8キロなのですがこの山深さ。写真では分かりずらいですが折重なる山並みの先に太平洋が見えています。個人的にはこの旅で一番印象に残った風景はここからの眺めでした。
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 ここからは長い長い下りです。途中にはいい感じに苔むした古い石仏が。約1キロの上り返しの他は1車線の下りが延々と続きます。MTBなので楽にこなせますが路面も悪くもしロードならかなり気を使う道でした。和食の町へ降りてきたときにはホッとしましたが体は冷え切っていました。
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 コンビニへた立ち寄りデポ地へ。なんとか日暮れ前にテントを設営することが出来ました。
この日走ったルートはこちら
その6へつづく