本日のBGFIT

お久しぶりです!
BG FITのログを久しぶりにアップします。
約2ヶ月ほど前に受けてくださったZ様の例です。
こちらのブログでBG FITの感想を紹介していただいてます。
ありがとうございます。
Z様は主にロングライドとフィットネスを目的にロードバイクに乗られています。サイクリング暦も25年と長い方です。
より長く楽しく走りたい。もっと上手に身体を使いたいといった希望をお持ちでした。
3日くらい続けて乗ると右膝のお皿の辺りに痛みが出てくる。乗りはじめにお尻の居場所が
落ち着かなくて、何度も座り直す事がある。などが、自転車に乗っている時の主な課題でした。
アセスメントでは筋肉、関節共に柔軟性は標準的で、過度な前傾姿勢でなければ充分に長時間
姿勢を維持できるようでした。
アセスメントの最後に3分の1片足スクワットでシューズ内に入れるインソールのタイプを選定していきます。
BGインソールは入れる事でフィット感が増して気持ちの良いタイプのインソールとは少し違います。
ペダリング時の膝のブレを最適に補正してくれるインソールを選定していくので、
場合によっては違和感の強い物になる可能性もあります。Z様はグリーンを選定させていただきました。
僕の使っているブルーのインソールもアーチサポートが中位のタイプで、
土踏まずがぐぐっと持ち上げられるので最初は違和感しかありませんでした。
どちらかと言うと、一番サポートの低いレッドのインソールの方が履いていて気持ちは良いくらいでした。
ペダリングの補正力を考えると最適なインソール選定はとても重要です。
走り始めのお尻が落ち着かない理由として、坐骨の幅とサドルの形状が挙げられます。
坐骨幅は一般に男性よりも女性の方が広く、そのためにメーカーによっては男性用と女性用を区別して開発している事も良くあります。
ライダーの坐骨幅とサドルの坐骨を支える部分の幅が合っていないと、何処に座っていいのか分からないような
しっくり来ない状態になりやすいでしょう。特に、蒲鉾形状のサドルだと坐骨が斜めに座っていても感触が同じなため
知らないうちにサドルに真っ直ぐに座れていない事もあります。
更に、坐骨の間には神経や血管が集中していて圧迫による痛みや痺れも出やすいでしょう。
Z様の場合、坐骨の幅と前傾による坐骨を支える角度を持たせたサドルにセラSMPサドルをお勧めしてみました。
穴が空いた形状で坐骨間の圧迫もなく、坐骨を支える部分は平面で斜めに座る事もありません。
骨盤の前傾に合わせてサドルの角度さえ決めてやればかなりしっくり感が得られる優れたサドルです。
3日くらい続けて乗ると、特に右ひざのお皿周辺に痛みが出ると言うことなので、2Dフィットではペダル下死点での右膝角度に注視して
セッティングをしていきました。肩甲骨位置や、上腕と首、僧帽筋の緊張度からハンドル高はやや高く設定し、
ブラケットを握ったときの手首の角度も無理のない角度へ修正しました。
この時点でかなり楽そう。3Dでは骨盤の向きをクリート調整によって若干直した後、外反膝の軌道をシムの挿入によって一つずつ修正していきます。
時間はかかりましたが、しっかりフィッティング出来たと思います。
今月にはZ様に再チェックを受けてもらう予定です。再チェックではこのフィッティングが2ヶ月ほど経って
膝のアライメントや乗車姿勢などズレが出ていないか
フィッティング後のペダリングの確認や、新たに痛みや違和感が発生してきていないかを確認していきます。
更に、もっと改善の余地が有れば再調整を入れて行きます。
Z様、宜しくお願いします。
山本でした。

3件のコメント

  1. 先ほどはお邪魔をいたしました。
    こんな記事を上げて下さっていたとは!大変嬉しく思っています。失礼いたしました。
    少しずつでも、上手く乗れるようになれたら良いなと、日々楽しく頑張っています。今回のフィッティングは自分一人ではひょっとしたら一生かけてもたどり着けない、今までの感覚とは全く別のバイクとのフィット感を作り出して頂きました。
    これからもよろしくお願い致します。

  2. >zeidaさん
     コメントありがとうございます。
     再チェックの時は宜しくお願いします。
     アップが遅れ遅れで申し訳ないです^^;
     

  3. >zeidaさん
     コメントありがとうございます。
     再チェックの時は宜しくお願いします。
     アップが遅れ遅れで申し訳ないです^^;
     

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