西日本チャレンジロードレース

12日は広島の中央森林公園で開催された西日本チャレンジロードレースへ参加してきました。
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未登録クラスB-3スタート前のイノウエ君とクエダさんの後頭部。
毎年シーズンの開幕戦として多くの参加者を集めるレースですが、このレースには国内トップクラスの実業団や登録選手も参加することが多く、
単純に観戦だけでも見応えのある大会です。
お店に集まって出発したのは僕を加えて4人。お一人は観戦が目的(楽しめたようで良かったです^^)でしたが、
他の2人は未登録クラスのB-3への参加でした。
僕はトップカテゴリーのA-Eへ無謀にも挑戦です。
広島のコースはこの大会のほかに、中国サイクルグランプリや中国地域ロード(中国5県の代表が走るレース)など、大きな大会が開催される有名なコース。
1周約12.3km。途中には、3段坂と呼ばれる約1キロの登りとそのすぐ後の展望台の300m 8%の急な登りは名所です。
でも、登りに強いクライマーが勝ちにくく、下りやスプリントが強いライダーに有利と言われる細かなアップダウンとワインディングのテクニカルなコースです。
A-Eはここを5周するわけですが、この日のために年末からコツコツトレーニングをしてきた結果、レース4日前に疲労のたまった腰がぎっくり腰に(泣
やや復調気味でのレースとなりました。
エントリーは90名ほど。最前列にはJプロツアーに参戦する実業団選手が並び、その中にはシマノレーシングの面々がいます。若い選手ばかりですが、速そう。
後ろに登録、実業団のエリートカテの選手たちが並びます。僕はここですね。
A-Eは初めてですし、当然ですが胸を借りるつもりでスタートに着きました。
1周目。スタートと同時にアタックか?と思うほどの速度域に達します。このコースは最初の下り区間が狭く、スタートで出来るだけ前に位置取らなければ
ちょっとしたタイミングで集団中切れを起こします。中切れとは、車列の中で前の選手についていけず距離を開けてしまうこと。速度の速いロードレースでは、
自分の前の選手が中切れを起こすと、自分を含め後ろの選手たちは前に離れた集団へほぼ全力で踏んで追いつかなければいけなくなります。(これをブリッジという)
アマチュアの多いレースだと集団をコントロールするのは強い選手たちになる事がほとんどなので、一度離れれば強い選手たちの集団より速い速度で追いかけないと追いつけないのですね。
しかも離れれば離れるほど追走集団の先頭には空気抵抗が増していきますから、刻一刻と絶望的な状況(先頭集団から完全に千切れてしまう)が迫ってくるので、
中切れに気が付いたすぐ後ろの選手は一瞬の判断で全力でブリッジするのです。たとえその瞬間に脚を削ろうとも。
さて、そんな感じでどうやら僕のような後ろの選手には全く見えない前の方で盛大な集団中切れが起こったようでした。
結果、いつのまにか20名ほどの集団になっていて、しかも先頭から何個目の集団かさえ分からない感じ。
でもまぁ、予想されていたことでしたし(一瞬でもトップカテの選手と走れなかったのは残念ですが)このグルペット(千切れた選手が集まったもの)で走って完走に持ち込めればと思いました。
1周まわるとLAPは19分30秒ほど。平均時速は37キロを超えてます。速いですね。
でも、先頭との差は1分ついてました。先頭は18分30秒ほどで走ってるわけですよ。時速39キロほどになります。とんでもないですね^^;
2周目は完全に千切れたわけですからグルペットは落ち着いて走っていました。
ちょくちょくと前から降ってくる選手(前の集団から千切れた選手)を回収しつつだんだん大きな集団になってました。
グルペットと言っても、協力して先頭交代(協調と言います)して進んでいければ良いのですが、実力差もありますからしがみつくだけの選手や積極的に先頭を走る選手とに分かれてきます。
こればかりは仕方ないですね。登りが得意とか、下りが得意とか。色々あります。
2周を終えて19分50秒くらいでした。
3周目。腰の様子が徐々に悪化します。ここまでは胡麻化しながら走れてましたが、やはり痛くなってきました。
脚はまだ踏めそうだったんですが、終わりの時が始まってしまったようです。
いくつかのアップダウンとワインディングをスムーズに走り、2周目までと同じように走れていましたがさっきまでと違うのは腰が冷たくなってきたこと。
いよいよな感じです。
3段坂手前のアップダウンを越えた辺りで限界を迎えました。強烈に痛み、レースを続ける気力が切れました。
残念ですがグルペットを見送って3周目の残りを流して走り、3周終えて自転車を降りました。
これにて本日のレースは終了。
リタイアは悔しいですが、3周目の途中まで走って年末から続けていたトレーニングの効果は感じれました。
FTPの底上げと同時にインターバル耐性の向上。狙ってた効果は感じましたが、A-Eクラスだと想定していた出力よりもう一段上が必要なようです。
ここはローラーで可能なのかメンタル的にきつそうで検討課題でした。
レースはシマノレーシングの1,2,3フィニッシュ。圧倒的でした。
今回同乗してきたイノウエ君とクエダさんが走るB-3は、この日の最終レースです。
同じコースを3周します。未登録クラスですが、正直実力は登録クラスの選手と変わりません。むしろ速い事だってザラです。
レース内容は素晴らしく。詳しくは書きませんが、逃げを吸収に動いたイノウエ君がスプリントで2位に食い込む快走を見せました。
素晴らしい結果に嬉しかったですね。やっぱり知り合いが良い成績を出すと良い刺激になりますし、うれしいです。
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