今年も春の耐久レース おかやまエンデューロに参加してきました!
昨年秋の耐久レースで一緒に走ったメンバーigaiさん、asaiさんにkatadaさんを加えた4人で6時間チームを走りました。
スタート後に色々あって一時は順位を30番くらいまで落としてましたが、
皆で頑張ってじわじわ順位を上げていくと、最後の方は10位争いをずっとしてました。
目指せ一桁!でしたが届かず。でも10位でフィニッシュ出来て満足の楽しいレースでした♪
さて、今回もおかやまエンデューロで使用した機材は試乗車のS-WORKS TARMAC SL6でした。
バイク S-WORKS TARMAC SL6 RIM
コンポ R9100+DURA-ACE powermater
ホイール COSMIC PRO CARBON SL(写真はDURA-ACE C60です)
Fタイヤ pirelli P-ZERO Velo 4S 25C 6.0 bar
Rタイヤ pirelli P-ZERO Velo 4S 25C 6.3 bar
ヘルメット S-WORKS EVADE II
シューズ S-WORKS 7 ROAD
グローブ SPECIALIZED GRAIL Long
サングラス オークリー レイダー(度入りレンズ)
新型のS-WORKS TARMAC SL6は最高に良く走ります!
通常ペダルを左右交互に踏んで推進力を得る時、BBを中心にフレームがたわむのだけど、
たわみ過ぎてもたわまな過ぎてもバイクは実はそれほど進まない物。
ペダルを踏む力で適度にたわんだフレームがバネの様に戻ってくるときに、たわみはエネルギーとなって解放されることで
いわゆる「伸び」と言う加速感が生まれると思っています。
なので、プロ選手が乗るようなバイクは硬くてたわみにくい事が多いので、
強い脚力がないとたわまないから一般ライダーレベルでは本来の加速感が得られ難いと思います。
S-WORKS TARMAC SL6では、脚に力を籠めるとそれを一度受け取って、
欲しいタイミングでちゃんと返してくれるからとても気持ちよく加速していくんです。
そして相性の良いホイールと言えばMAVIC COSMIC PRO CARBON SL
リムハイト40mmはエアロ効果と加速性能のバランスの良いベストサイズ。
リム重量も450gと軽いので加速の他にも登り性能もとても良いホイールになっています。
ホイール重量は 1450g
新しいフリー機構インスタントドライブ360は今までのMAVICのホイールの数段スムーズに転がる気持ちよさです。
タイヤはF1やスーパーバイクなどの最高峰のモータースポーツで選ばれ続けてきたイタリアンタイヤブランドPIRELLIの開発した
レーシングタイヤのノウハウを応用したロードバイク用タイヤ P-ZEROをチョイスしました。
転がり抵抗とウェットグリップ。耐パンク性と転がり抵抗など、トレードオフとなる要素を解決する
SmartNET Silicaと言う独自配合のコンパウンドを開発し、高いグリップ力と転がり抵抗の減少やタイヤ寿命を
高いレベルでコントロールした良品ですよ!
タイヤの装着がし易くて女性にも優しいのもおすすめポイント!
ウェットグリップ性能と耐パンク性能を強化したモデルの 4S は
FGD(FUNCTIONAL GROOVE DESIGN)と呼ばれる写真の様なグルーヴ(溝)がデザインされていて、
特にコーナリング時に機能的に働きます。センターは溝のないスリック状で最大の転がりを発揮。
ショルダー部分はコーナリング時に接地面積が変動しないように溝が変形してグリップ力を確保する仕組みです。
バイクを倒すほどにより外側のタイヤサイドを使うので、グルーヴのデザインもそれに応じた形となってるそうです。
おかやまエンデューロも前半はウェットな路面コンディションでしたが、全く滑りそうな気配もなく安心して走る事が出来ました。
個人的には、コンチネンタルGP4000並みの転がりの良さと、S-WORKS TURBO並みのグリップ力を併せ持つ良いタイヤだなと。
今回僕は使用していませんが、MAVICのUSTシステムもとてもお勧めです。
コスミックPROカーボンSLの良さを継承しつつチューブレス化を果たしてさらに上質な走りを提供するのが
MAVIC COSMIC PRO CARBON SL USTです。
ホイール重量もリム重量もほぼ同じでありながらチューブレス化されたこのホイールはさらに死角がなくなった印象でした。
チューブレスの走行性能の高さはBPSなかやまスタッフ全員が認めるところ。
僕もスペシャライズド ROUBAIX で通勤やサイクリングを走っていますがもちろんチューブレスです!
チューブレスにすると何が良くなるのか?
チューブレスはその名の通りチューブを中に入れないで空気を保持するタイヤシステムです。
チューブが無ければタイヤだけの柔軟性が活かされるのでとてもしなやかで乗り心地が良くなります。
路面の凹凸にもタイヤが柔軟に形を変えるので、走行抵抗も低くなり速度を上げてもタイヤが柔らかく跳ねないので
チューブレスにするだけでスピードが上がると言われるほど。
さらにMAVICのチューブレスシステムUSTタイヤは他のメーカーのチューブレスタイヤと比べても
軽量性と走行性能、そして扱いやすさに圧倒的なアドバンテージが有ります。
新開発のラバーコンパウンドは最高のグリップバランスと転がり抵抗の低減を実現しています。
今までのロードチューブレスはしっかりとした規格が無いままだったのに対し、MAVICのUSTは超高精度のホイールタイヤシステムなので
ホイールとタイヤの寸法がぴったり!なので、硬くてはまらないとか、外せない!なんて事がありません!
そして、チューブレスは空気圧もしっかり落とすことが可能なので走行中の圧力を下げる事でパンクのリスクを大幅軽減できます。
もしもパンクしても、わずか30gほどのシーラントが小さな穴なら塞いでくれるので、すぐに走りだせるんです。
チューブレスにはメリットがたくさんあります!
ヘルメットとシューズはS-WORKSで揃えました。
EVADE II (イベード2)ヘルメットは前作のEVADEよりも軽量化と通気性能を向上させた世界最速のヘルメット。
従来型のヘルメットよりも40km走行で50秒もタイム短縮できる、被るだけで確実に速くなるヘルメットです。
スペシャライズドは、アメリカカリフォルニア州モーガンヒルの本社近くに、風洞実験施設WINTUNNEL(ウィントンネル)を持っています。
このウィントンネルでは、バイクやヘルメット、シューズなどの空気抵抗実験から小さなパーツの形状の空気抵抗実験、ライダーの姿勢による空気抵抗実験など
どんな些細な事も実験によって実証しています。
耐久レースではEVADE(前作)やOGK AERO R1を使用してきましたが、EVADE IIはやっぱり風の抜けや頭で受ける空気の重さが違いました。
前作のEVADE以上に空気抵抗感は少なく、しかもかなり軽くなったので唯一の欠点だった重さは気にならない。
とても良い印象でした!
第7世代に進化したS-WORKSシューズは、搭載する事で加速することが実証されているパッドロックヒールが足をしっかりとホールドさせます。
力の一滴まで伝達させるために生まれたFACTパワーラインアウトソールも搭載され、航空宇宙産業で使用される「Dyneemaメッシュ」をアッパーに採用。
ダイニーマは一方向にのみわずかに伸びることで足の形にフィットしながら、他方向には全く伸縮しないという素材特性があり、
究極の一体感と快適性をもたらし、足を最もパワフルな位置で保持します。
今回初使用という事で若干ペダリングが不安でしたが、事前にしっかりクリート位置の調整もしていたので
インソールもBodygeometry フットベッドを使用したことで非常にパワフルに(当人比で)踏むことが出来ました。
今年は練習もあまり出来ていないにも関わらず、ソロでの周回でも5分40秒~50秒くらいで走る事が出来、
人間のパワーを効率よくバイクへ伝えるためのとても良いシューズでした。
ちょっと狙ってたんですが、ダックスジャージとの色合いも合ってコーディネートも良かったと自己満足です(笑)
最後に、
SPECIALIZEDのグレイル ロングフィンガーグローブです。
手の権威であるカイル・ビッケル医学博士の設計によるSPECIALIZEDオリジナルのパッドシステムを採用したBody Geometryグローブです。
可能な限り最高のフィット感を提供するとともに、血流を改善し、手の軟組織にかかる力を均等に分散してしびれを軽減することが、科学的なテストで実証されたグローブです。
手のひら中央にあるくぼみを埋めるようにデザインされた、Bodygeometry Equalizer™ パッドは、
外側にゲルパッドを組み合わせて手のひらを平坦にする事で、手の中央部にある敏感な神経と動脈を保護します。
血流が阻害されず、手のしびれが大幅に減り、全体としての快適性が格段にアップするメリットがあるのが特徴です。
今までの分厚いゲルパッドを使ったグローブと違い、ハンドルの握り心地がゴワゴワしないで薄手のグローブの様に握りやすいのに痛くならない。
メリットばっかりのグローブでした。
今回使用した機材はお店にも展示してますので、是非お尋ねくださいね^^
スタッフ 山本