本日、シートピラーがぬけなうなったカーボンロードフレームが持ち込まれました。なぜにここまで固着するのかというほど堅く、びくともしなかったのですが、不要になったサドルを付け、サドルのフレームだけにして延長パイプをつないで何とか回すことができたのでジワジワ抜くことができました。
(基本的にはお受けできないことが多い作業です)
まずはなぜ抜けなくなったか?
第一は組みつけの際にカーボン用のグリスを塗っていなかった。
第二に、メンテナンスで時折シートピラーを抜くなどしていなかった。
第三に、ピラーが長すぎ!
カーボンフレームとはいえアルミとカーボン素材の間に水分(汗や電解質の飲料水など)が入ることで電位差が発生、腐食が始まる・・・アルミは腐食すると膨張する。
そして固着する。今回はたまたま外れましたが、カーボンが剥離したり亀裂が入ったりなどフレームが終わってしまうリスクが大きい作業なので基本的にお受けしたくないです。