今年も参加してきました。朝2時集合、3時出発。マウンテンバイクは積み込みに時間がかかりました。休憩を取りながら木曽福島に到着は11時ちょっと前。
いつものお蕎麦をいただき会場へ。
会場で営業さんやお友達とあいさつを交わし、宿へ。
宿では自転車の準備!よく朝起きてからでは遅い!きっちり準備をして、お風呂。食事。…食事はとっても量が多く満腹でございます。でも頑張って食べておかないと翌日はエネルギー切れに。
そして、本番で補給するサプリメント、エナジーゲルなどを準備。これも翌朝では遅い!前日にゆっくりと、100㎞、42㎞を思い浮かべながら、必要十分な量を詰め込む。
翌朝は3時半に宿を出かけるので、2時半に起きる予定でしたが、興奮して眠れなかった?メンバーが1時半くらいからゴソゴソ(笑
そのおかげで準備も早くできて余裕をもって会場入り。
会場では「弱虫ペダル」で有名な渡邊航先生を発見!昨年に続き今年も一緒に記念写真。
スタート順はバイクを並べたもの勝ち!なので4時にはスタートラインに近いところを死守!
6時のスタートに向けて緊張。スタート直前には宮司さん?によるご祈祷「レースな安全祈願」今年は昨年の御嶽山の噴火などもあり、しっかりと祈祷。
そしてスタート!しばらくの間アスファルトをパレードラン。
地元の方々の応援がとっても嬉しい。
800人くらいのライダーが一斉にスタート。
大混雑です、それでも無理せず、じわじわペースを作っていく。
今年は冷静だった。はずだが・・・・ここで大失敗。頼みの綱のキッチンタイマーのまさかのスタート忘れ。
メーターで経過タイムを見るととっくに40分を過ぎている。
足が回っていない、力も出ない・・・・????
タイマーを見ると動いていない!しまった!
いきなりのプチハンガーノック?
慌てて、ゲルを飲む。ここから足が回らない状態がずっと続く。
それでも昨年の経験では後半足が回りだすだろうと思っていたが、変わらず。
まずはCP1までたどり着かないとダメです。
33㎞地点までがひたすら上り。毎年思うのですが、この長い長いのぼりで「来るんじゃなかった」と。
そんな時、自転車を押して歩いている人発見。パンク修理をしているような人は多く見かけますが、押しているということは修理不可能か?
パンクは通常自分で直せるだろうけど、この人は?と思い思わず声をかけてしまった。わたし:「だいじょうぶですか?」・・・・ライダー:「変速が壊れた・・・」
見ると、シフトワイヤーがリヤディレーラーのところで切れてる。
これならディレーラーのリミットボルトでややローギアで固定できないかと試みるが、短くて上りはきつそう。
仕方ないので、ワイヤーをシフトレバーから抜き、リヤディレーラーに直接固定。通りかかった国貞にも手伝ってもらい、完全ロー固定に。「変速はフロントの3枚だけで頑張れ」と言い残し立ち去った。
こういう究極の修理が楽しい!・・・・自己満足!・・たぶん彼はフロント3速で走るよりリタイヤのほうは楽だったろう。
少し楽しんだおかげで、身体が少し楽になる。CP1では一緒に参加した皆さん数名に合流。いつもガンガンに飛ばして追いつかないebaraにも追いついた・・・(体調不良?)
とりあえず、CP1まで来ればしんどさの半分は過ぎた。って感じ。
・・・のはずが、今年はここからがキツカッタ・・・。
上りで大勢の方に抜かれ、下りで全員追い抜き!を繰り返す。
左に見える崖は、のぞき込むと100mの高さ。すっごい!こんなところ走ってるんだ!
CP2にたどり着く。
ここから、国貞と抜きつ抜かれつの攻防戦が始まる…(笑
上りで抜かれ、下りで追い抜き・・・・しかしこの勝負結果はわかっている!(自信過剰)・・そう!ゴールは下り。
CP2では水の補給をして(キャメルバックに1Lの水とCCDを入れた)、ロールパンを食べた・・・が、のどの渇きが収まっていなかったのでパンがなかなか喉を通らず苦しむ。今回思った!「いなり寿司が食べたい!」
CP2からはひたすら登りが続く感じが精神的ダメージを与える。
登って次のカーブを曲がれば下りが!と思うとまだ先に遠く彼方に登っているジャージが見える。
このあたりで先行していた大山さんをとらえる、前半飛ばしすぎたようです。王滝はペース配分も大事です。
この区間も修行のようだ。それを何度も繰り返し
そして、抜群に楽しい下りを進んだ先にCP3がある。
CP3は、毎年ゆっくり休むが今年は早々にスタートする気満々。
後ろから追いついてくる国貞、山谷さん....ありゃ!山谷さん流血。
下りでフロントサスペンションをロックしたままで転んじゃったみたい。「草の葉っぱ揉んですり込みましょうか?」と聞いてみる。、、、断られた(笑
さぁ、ラスト!ゴールに向かって出発〜
ここからイキナリ斜度のきつい上りが暫く続く、昨年ここで両足攣ったな、と思った途端にほんとに攣った!
止まると転びそう、でも痛い〜!
とにかく2run3粒飲んで水飲んでクルクル回すこと5分。
なんとか回復、ゴールまでに山2つ。
一つ目の山をクリア、下りを思いっきり漕ぐ、また攣りそうになる。
水飲む。二つ目の山を登る。さっき下ったのが腹立たしく思う。登らせるなら下らせるな!なんて馬鹿な事をつぶやく。
そして遂に最後のごきげんな下り6〜7kmも有る。
頭の中は真っ白、ガシガシ漕ぐ!
路面の岩の1個1個が鮮明に見える、この岩の右を、左を。
コーナーの手前で曲がり切れるであろうぎりぎりのスピードまで減速、決してロックさせない、タイヤに優しいブレーキング。
コーナーに入る
先を見ながらライン取りを選ぶ
タイトなら轍の縁に前輪を当てながらトレース。
スペシャのマウンテンは(EPICは)フロントに加重をかけてやると凄くグリップする。
万が一オーバースピードで突っ込んでしまったら、曲がろうとせずに車体を真っ直ぐにして減速、これで転ぶことはまず無く、止まるか曲がれる。
万が一フロントが滑り始めたら一瞬逆にハンドルを切れば立て直せる。決して慌ててブレーキは掛けない。
コナー立ち上がりは、漕ぐ!
加速する!
これの繰り返しで脳内麻薬がドバドバ!
山から下りてもしばらくは緩斜面の下りの林道を漕ぎまくる。・・・・攣った!
うぎゃぁ!攣った、つつつつっ攣った!直ぐに軽めのギアに入れて、水分補給して、回す。
何とか漕いで走り続ける。
見えた!ここが運命の分かれ道。120kmと100kmの分岐
120kmの人はここを左に曲がりもう一度CP3辺りまで登ってくる。
100kmは右に曲がりゴールへ疾走。
当然私は普通の良識ある人なので100kmでエントリー。
攣った足を無理やり回しながら、安堵の中ゴール!
あかん!もう、あのしんどさを忘れてしまった。
1件のコメント
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「つづく」の先が読みたいなぁ~。