翌8月14日早朝、少雨が降り続いている。しかしバスターミナル掲示板の乗鞍畳平の天候は晴れ。信じがたいがバスの運転手に聞くと確かに上は晴れているらしい。それならばとテントをたたみカッパを着て8時5分出発。
国道に出てすぐに上り坂。暑い、カッパはどうしたって蒸れる。しばらく走ると分岐、平湯トンネルがあるので乗鞍スカイライン起点の平湯峠へは旧道を上ることになる。左へ折れて旧道へ入ると一気に交通量が減った。
10%の勾配が続くきつい坂、雨は止んだのでカッパを脱ぐ。車はほとんど来ないがバスは時折やってくる。バスには2種類ある。低公害車両とそうでない車両だ。前者は何ともないが後者が吐き出す黒煙には参った。息が荒いところに容赦なくおそう排気ガス。将来はぜひとも全部低公害車になってほしい。
平湯峠には大きな石碑があった。国道だった頃は賑わっていたのだろうが今は静かなものだ。
ゲートを越え乗鞍スカイラインに入るとすぐにこんな標識がある。
前半は森林地帯を走る。まだ周囲は濃い霧の中だ。
やがて道は雲の上までに達し青空が広がった。朝の雨がうそのようだ。
雲海を眼下に見ながらの走行。何度も止まって写真を撮るのでなかなか進まない。
森林限界を超えてさらに上り詰めて行く。
九十九折れで高度を稼ぐ。下からキャンプ道具を満載した学生サイクリストがゆっくりと上ってきた。
ロードバイクは颯爽と下っていく。
このコーナーを過ぎると道はまっすぐ緩やかになりほぼピークに近い標高になる。やがて右手に丸いコロナ観測所の屋根が見えてくるともうすぐゴールの畳平だ。
午後1時畳平着、スタートから5時間。タイムは参考にしないでください。そしてお約束の記念撮影。ちなみに14年前はこんな感じ。
変ってるような変わってないような?標高が2m高いな。この時の自転車は自分のではなくサイクリング部の部車でした。そしてこのあと畳平でテントを張って一泊したのだった。無茶やな。
マイカー規制になって車の量は減ったが観光客の数はあまり減っていないようだ。数軒ある土産物屋をのぞいたあとは昼食。学生の頃とは違って贅沢に飛騨牛朴葉味噌定食だ!うまい!
その後散歩がてら魔王岳へ上る。その途中から畳平を見下ろす。
午後3時、乗鞍高原方面へ下る。再び霧の中。この日は乗鞍高原のキャンプ場へ泊まった。
PENTAX K-7
その3へつづく
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