室戸岬で新年を迎える行事は、学生時代から大変お世話になっているサイクリングショップヤマネのイベントでもう30年くらい続いているんではないかと思います。僕は大学4年生の1997年に初めて参加して以来今回も含めて計9回様々な形で室戸岬を訪れています。
さて今回は前日に古民家を改造して暮らしている先輩のお宅にメンバーが集まり鍋を囲み、翌日の31日は室戸近くの林道でも走ろうか、というのが大まかに考えていたプランです。
走ることだけを考えると林道近くに泊まって早朝から行動開始というのが正しいのでしょうがこの時にしか会えない友人や先輩との宴も大切なので31日の実質の行動時間は約4時間といったところです。
で、漠然と考えていたコースは野根山街道です。野根山街道は古くは官道、参勤交代の道として栄え今は四国の道として整備されている古道です。この道は学生時代に先述のサイクリングショップヤマネのクラブメンバーと走っていてその時はガード付きのランドナーでしたから今回は最新のMTBでどのくらい乗車できるのか試してみようかと考えていたのです。
しかし実質4時間の行動時間ではじっくり楽しむにはちと短い。さてどうしようと考え結論として奈半利から野川林道で装束峠、もしくは街道のシンボル的存在の宿屋杉まで上って後は時間を見て街道を下ってもよし、須川林道を下ってもよし、臨機応変に走ろうと決めました。
31日、朝。お世話になった先輩宅を出発し車のデポ地である田野町の二十三士温泉前の公園に着いたのは午前10時前でした。支度を終え走り出したのが10時15分。一緒に行ったKさんはロードで別行動です。
その2へつづく