5e etape Amiens-Chartres 200.5km
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今日は57.5km地点のボーヴェBeauvaisという町で観戦です。なぜBeauvaisか?それには訳があります。
海外にサイクリングに行くときはたくさん本を持っていくのですがこの年はこんな本を持って行きました。
ヨーロッパものしり紀行―建築・美術工芸編 紅山 雪夫(著)
古代ギリシャから近代にいたるまでの建築様式の変遷や特徴を分かりやすく解説してあってとても参考になった本です。そこのゴシック様式の教会に関する章にこのBeauvaiの教会が載っています。「あまりに壮大な計画のため倒壊を繰り返し結局未完に終わる。しかし天井までの高さはゴシック様式の教会では最大で48mもある。」と。
これは見に行かねば!それにちょうどツールもこの街を通るし一石二鳥だという訳でBeauvaisへと車を走らせました。
街に入りその教会 la Cathédrale Saint-Pierre の前に駐車し先ずは教会を観光します。
googleマップの衛星写真で見るとよくわかるのですが正面になるべき部分がそっくりありません。
本来教会は上から見ると十字架の形を成しているのですがこのBeauvaisの教会にはその半分がないのです。ですから今は裏口?の側廊から中に入るのですがそれでも普通の教会よりはるかに大きな入り口です。圧倒されます。
中に入るとさらに圧倒されます。48mという高さの天井は現代人の目で見ても脅威です。中世の人にとってはまさに天界に続く神聖な場所に映ったことでしょう。
教会観光を終え選手の通るコースへと移動します。スプリントポイントの1k手前です。キャラバン隊はすでに通過したらしくやがて逃げ集団がやってきました。5人?6人?あまりペースは上がっていないようです。タイム差を伝える黄色いバイクの黒板に9分との文字があったのですが後続のメイン集団との差がついているようでかなり待ってようやく大集団がやってきました。こっちもペースはゆっくり。今日は逃げ容認か?なんて想像を膨らませます。
レース観戦後は街をぶらぶらしながら教会前の車へ戻ります。
ケース・デ・パーニュ銀行発見。リスなんだけど日本では毛ガニと呼ばれています。
本屋のショーウィンドウで昨日のレース情報をチェック。へえランスがマイヨジョーヌか!
薬局前の駐輪スペース。歩道ではなく車道を狭めて作っているのが良いですね。
雨の中出発。パリ郊外を抜けて次のキャンプ地へ向かいます。パリ周辺のナビは難しく案の定迷ってしましました。
テント設営後に雨、日除けに持ってきたkusさんのターフが今年は雨除けに大活躍です。つらいなー。
つづく
毎回楽しく拝見させていただいてます。
ツールはもちろんのこと、今回の教会をはじめとして、街のちょっとした様子がとても新鮮です。
やまさん
いつもありがとうございます。この年初めてヨーロパにデジカメを持っていったのですが何気なく撮った写真が時が経つと思い出深いものになるなあと実感しています。