今日走ったルートはこちら
前日までこの日は飯田市を過ぎて大鹿村まで行くつもりでしたが…。
妻籠宿を出発したのが10時過ぎ。この時点ですでに出遅れています。まずは国道256号線を上っていきます。
途中、蘭(あららぎ)から旧道に入ります。交通量がぐんと減り走りやすくなります。サイクリングにはこんな道が適していると思います。
分岐の標識は…、どっちへ行ったらいいのでしょうか?地図とにらめっこしてルートを決めていきます。そしてうねうねと狭い道を上りつめると・・・。
今日の目的地の一つである大平峠への分岐に着きます。
これから向かう大平峠を含む大平街道は中山道と伊那道(三州街道)を結ぶ街道で往時は賑わい路線バスも走っていたそうですが現在は清内路トンネルや中央道が出来たため主要ルートから外れ静かに余生を過ごしている、逆に取るとサイクリング向きの道です。
以前から雑誌などにここを通る紀行文などがよく載っていていつか行ってみたい峠の1つでした。
気持ちの良い針葉樹林帯をゆっくりと上っていきます。
九十九折れの道でじわじわと高度を上げていきます。
峠の手前1km位にある木曽見茶屋に着いたところでどんよりしていた空からとうとう雨が落ちてきました。案内板の小さな軒下に自転車を置くと峠の方からロードバイクの方がひとり下ってきました。地元飯田の郵便局にお勤めのOさんです。ジャイアントのロードバイクに乗っています。もともとオートバイ乗りだったそうですが最近自転車も始めたそうです。
雨が本格的になり茶屋で休みませんか?と持ちかけるとせっかく遠くから来てくたんだからとおそばを御馳走になりました。ありがとうございます。
坂の町飯田の自転車事情やツアーオブジャパンやJツアーの招致で最近はスポーツサイクルの認知度も上がっているといったお話を聞きつつ雨が上がるのを待ちます。
1時間ほど休憩し雨が小降りになったところでOさんは出発、気を付けて!
僕はというと雨がちゃんと上がるまでもうちょっと待つことに。名物のおでんと五平餅を追加注文しました。もうこの時点で飯田市内のビジネスホテルで泊まればいいか、という気持ちになっています。無理して予定の目的地にこだわる必要はありません。臨機応変にルートや日程は変えていきます。ひとり旅の気安さですが事前に決めた予定にこだわって本質を見失うのは良くありません。
茶屋に着いてからはや2時間、雨は上がったようなので重い腰を上げて出発、大平峠へはもうひと上りです。
その8へつづく