大鹿村のメインストリート?と過ぎるとぐっと山が近くなります。道は狭くなりますがしばらくは田畑や民家が続きます。
小さなダムを越えるヘアピンカーブ、雲の切れ間から日が射し少し明るくなります。
中央構造線がむき出しているという安康露頭を過ぎるとさらに山深くなり勾配もきつくなってきます。
やがて地蔵峠へ。ここまで上って来た国道152号線は1度ここで途切れてしまいます。珍しい国道未開通区間です。道は蛇洞林道と名前を変えて続いていますがこの道を国道に出来ない深ーい訳が何かあるんでしょうね。
峠のすぐ上にはその名前の由来となったお地蔵様がひっそりと立っています。
峠を過ぎてもまだ上りは続きます。苔蒸した法面に濡れた路面。かすかに射す日射しが幻想的な雰囲気を創り出します。この濡れた路面を嫌ってかロードバイクや自転車の人を見ることはありませんでした。
針葉樹林の中を下ると分岐があります。真っすぐ行くと上村への近道ですがここまで来たサイクリストは当然左のしらびそ高原方面へ行くべきです。南アルプスの大展望が待っているはずです。
しかし今回は深い霧の中…、展望はありません。分岐からしらびそ高原の峠はでは約7㎞、坦々と上ります。
14時10分、しらびそ峠(標高1833m)着。霧は晴れましたが南アルプスの大展望は望めません。残念です。ほんとは山に残雪のあるGWか晩秋の連休に行くとより迫力のある眺めになるのですがそれは次に取っておくとしましょうか。
その11につづく
2枚目の写真のところでパンクしたとか、前日の橋の写真、その他、あああそこだ、と思い出しながら見ています。
ちょっと天候がすぐれなかったようですが、それゆえのしっとりした写真もいいですね。
なによりも、ゆっくりと旅を楽しむ心の余裕を見習いたいです。
やまさん
僕もやまさんの5月のレポートを読んで今回の計画を練りました。今度は残雪の南アルプスを眺めたいです。
心の余裕かどうかは分かりませんが最近は特にゆっくりになってきました。良いのか悪いのか?