人の記憶とは曖昧なものでかなり昔の事を鮮明に覚えていたりなぜかずっぽり記憶がなかったりします。
峠で休憩後下りに入ります。しばらく行くと伐採跡で視界が広がるポイントがあるのははっきりと覚えていました。
そう、この眺めです。陣が森の稜線が綺麗に見えます。陣が森は高知大に入学してすぐに先輩に連れて行ってもらった懐かしい山です。真冬に凍結と雪に難儀しながら上ったこともあります。今でも登山口付近はダートなのでしょうか?また行きたいですねー。
3キロほど下った先が本当の郷の峰峠です。国道439号線、通称与作国(酷)道の旧峠です。今は下に長いトンネルが通っています。この道は高知国体の自転車ロードのコースになって整備が進み趣のある旧道が分断されてしまいました。
さてこの先が記憶が全くなかった区間です。次の上りに入る黒丸という集落まで僕はずっと下りだと思い込んでいました。思い込みとは恐ろしいもので事前にルートラボで確認していたにもかかわらず全く気にも留めていなかったのです。ですが冒頭に載せたルートを見るとちゃんと5kmで標高差150mも上っているではないですか!
上りが始まった時道を間違えたのでは?とまで思ってしまいましたが道は正しく上るしかありません。ここで後半の予定が狂ってしまいました。
ですが上るとやっぱり気持ちがいいです。秋の高い澄んだ空に筋雲がたなびいています。
やっと下りになり瀬戸川に合流します。ここは紅葉の名所ですがまだ早いですね。
次の峠の上り口にある黒丸という集落が見えてきました。今度は写真の左奥、瀬戸川渓谷に沿って上っていきます。
その4へつづく