Furkapass 2431m

　
　HPでは「ヨーロッパアルプス峠＆キャンプ場実走、実泊ガイド」として掲載していた内容の再掲です。ブログ用に写真と文章を訂正しています。情報は古くなっています。現在の状況とは異なっているかもしれませんのでご了承ください。
　フルカ峠周辺は他にもグリムゼル、スーステン、ゴッタルド、ヌフェネン峠といった名だたる2000ｍ級の峠が居並んでいます。これらの峠を繋いで周回コースが色々と作れるので短期のサイクリングにもお勧めのエリアです。ぜひ行ってみてください。

　フルカ峠はローヌ川の源流、日本人にもお馴染みの氷河急行の名の由来となったローヌ氷河の奥を越える峠です。ここを越えたのは2回。1998年は初めての海外ツーリング、チューリッヒをスタートして最初に越えた2000ｍ級の峠でした。そして2002年はスイス東部からツェルマットへ移動するために越えました。
　出発はRealpのキャンプ場。少し走ると村へ着きます。ここの駅では車ごと電車に乗せトンネルで峠を回避できるからでしょうか、他の峠より交通量が少ないように感じられました。Realpには小さな商店があるので食料は手に入ります。

　この峠はRealp側(東）からだと最初がハードです。峠のある谷へはまず正面に見える丘を上り詰めなければなりません。その丘の上にはホテルがあり下からそれが見えています。少なくともそこまでは上らねばならないのです。

　丘を過ぎると広い谷へ出でます。そしてずっと先に峠らしき建物が見えています。
標高差はたいしてないように見えるのですが結構きつい。早くにこれから行くであろう峠が見えるのも考え物です。
　途中工事の信号で止まっているとロードバイクののグループに追いつかれました。皆さんかなりの年配とお見受けしましたが聞くとフルカ、グリムゼル、スーステンを回ると事もなげにおっしゃる。累積標高3000ｍ を越えるコースです。参りました。
　最後に急なカーブを2つほどこなすと峠に到着です。

　峠には一軒のホテルと軍の兵舎が並んでいました。峠から北側の山並みが素晴らしく自転車を置いて軽くトレッキングをする事にしました。

　沢を超えてガレた岩の上で昼食にします。登山者の姿がありのように見える雄大な眺めを堪能しました。

　自転車に戻り少し下ると見晴らしの良い所へ出ます。グリムゼル峠の九十九折れの道の向こうにベルナーオーバーラントの峰が幾重にも連なり壮観です。
　グリムゼル峠は縁がなく未だ走れていません。いつか行くことができるでしょうか？（2006年に走破）

　氷河急行の由来であるローヌ氷河はかなり後退しているうえに表面は汚れていてあまり美しくありませんでした。バスが沢山停まっていて人が多いのですぐに立ち去りました。
　Gletschでグリムゼル峠の分岐、その後も下り基調で森の中に入ります。やがてOberwaldの村へ着き道は平坦になりました。

周辺のキャンプ場
Realp　
Camping Realp
料金　10sf　(2002年)
地面　草地
シャワー無料　熱い！
トイレ　紙有り
フリーサイト　木々少なく日陰無し
評価
★★★

毎回利用しているお気に入りなサイト。シャワー、トイレ
は一組しかないし木が少ないので暑いのですが管理人の老夫
婦はフレンドリーだしなんと言っても他のキャンプ場が軒並
み値上げしている中で98年から料金が変わってないのが素晴
らしいところです。
　道路、線路の脇だが夜は静か。買出しはアンデルマットの
コープが品が豊富。7km程あるがＭＴＢルートがあり楽しめます。

Oberwald
料金　０sf
地面　土
シャワー　無し
トイレ　かなり汚い　紙なし
水道有り
針葉樹の森の中
評価
？
ここはキャンプ場ではないのですが毎回利用しています。
村のすぐとなりの森の中、なるべく奥へ入り夕方に
なってからテントを立て、朝もなるべく早く立ち
去るのがよいでしょう。スーパーが近くて便利。
　スイスのキャンプ場はどこも日本に比べて高いので
たまにはこんな所に独りで泊まるのも悪くないと思います。