Gadmen村を過ぎると本格的に上りはじめます。これまで走ってきた谷間が眼下に広がります。
ヘアピンコーナーをいくつもこなし高度を上げていきます。
素掘りのトンネルが続きます。Stein Gletscher シュタイン氷河へアクセスする駐車場を過ぎさらに上り詰めると徐々に氷河が姿を見せ始めました。
斜面にはアルペンローゼが赤い花を咲かせて風景に彩りを添えています。高度を上げるにつれ氷河の先端のハート形の湖も見えてきました。
氷河周辺の全景です。この眺めこそスーステン峠のハイライトといえるでしょう。晴れた日にここを走れたことに感謝です。
雪解け水が滝になってトンネルの上を流れていきます。ダイナミックな眺めに圧倒されます。1998年にはなかったはずなので初夏限定の貴重な光景かもしれません。
午後3時、スーステン峠に到着です。上りはじめて6時間が経過。遅すぎ?いやいやこの素晴らしい景色の中をを急いで頑張って上るなんてのは野暮でしょう。
峠が開通するのは夏の短い期間だけです。7月初めのこの時期でも峠には除雪された雪の山がありました。
日曜日だけにオートバイの数も半端じゃありません。自転車大国ヨーロッパといえどもモーターサイクルと出会う方が圧倒的に多いです。でもサイクリストの数も日本の比ではありません。アルプスでサイクリストと出会わない日はありませんでした。
峠のトンネルを抜けて向こう側へ。今日は下りません。眺めるだけです。
さて、帰りは来た道を下りましょうか。
おわり