日本ではキャンプはアウトドアの範疇でキャンプ場が都市部の観光地に立地していることはまずありません。キャンプ場といえば海水浴場とか林間で町から離れていることがほとんどです。
ですがヨーロッパではキャンプ場は宿泊施設のひとつであり有名な観光地の近くにあることも普通でした。岡山市に例えると総合グラウンドの一角がキャンプ場であるくらいの隣接具合です。ホテルに泊まるお金のない旅行者にとではとても便利です。
イタリア、トスカーナ地方の世界遺産都市フィレンツェにもキャンプ場は存在します。
最も旧市街に近いのは観光バスが必ず立ち寄るミケランジェロ広場の横にあるCamping Michelangelo です。フィレツェに行ったことがある、ミケランジェロ広場にも行ったよ、という人は多いと思いますがその隣がキャンプ場だと知っている人はあまりいないと思います。
都市部のキャンプ場は常に混んでいてあまり好きではないのですが他に選択肢がないので我慢します。世界中の旅行者が集まっていますが不思議と日本人はいませんね。ヨーロッパのキャンプ場で日本人を見かけるのはアルプスの登山基地の町くらいです。
丘の上にあるので毎日この坂道を歩いて下って旧市街を観光していました。帰りはコープで買い出しをして別の坂を上ります。大聖堂を眼下に見ながら下るこの道を歩いているだけで幸せな気分になります。