
翌5月4日は青空の朝になりました。ゆったりと支度をして9時前に出発。

再び外輪山を越えるのですが交通量の多い県道11号は避けて古代の里というキャンプ場の前から上る裏道を目指します。のどかなカルデラ内、昔から人が住んでいた豊穣の大地だったのでしょう。あちこちにボコボコと古墳の小山がありました。

振り返ると阿蘇五岳も今日は見えています。左のギザギザが根子岳、まんなかが最高峰の高岳です。

草泊(くさどまり)という秋の草刈りの時に泊まるための小屋だそうです。実際のものではなく再現したものでしょう。ここを過ぎると上りになります。

畑の黒土からは昨日降った雨が日差しに照らされもくもくと湯気を出していました。

部分的には15%近いきつい勾配が続きます。こうなると押すしかありません。

最後は牧草地になりミルクロードに合流します。行き交う車やバイクの喧騒。現実に引き戻されました。
その7へつづく