忘れたころにやってくる2004年のツール観戦記です。もうすぐ2011年のツールが始まってしまうのでそろそろ完結させたいです。前回はアルプスステージ前の休息日のお話でした。
今回は2004年7月21日、第16ステージのラルプ・デュエズでの山岳個人タイムトライアルのお話です。
前日の第15ステージは結局観戦に行くことなくキャンプ場で連泊しのんびりと過ごしました。
そしてこの日は2004年大会の目玉ステージ、伝説のラルプ・デュエズで行われた今(2011年)のところ最初で最後の山岳個人TTを観戦するべく一昨日通ったロータレ峠の道を車で引き返して麓の町ブール・ドワザンへ向かったのでした。
ロータレ峠への道。氷河が迫ってきます。
この日の僕達の目論見は車で出来るだけブールドワザンの町に近づいて後は自転車で移動して観戦ポイントへ。。でした。それが峠のてっぺんで止められるとは…。
なんとロータレ峠には警官がいて道路を閉鎖していたのです。レース会場の混乱を避けるため前日から道が封鎖されていたようです。もちろんコース間近まで車でいけるとは思っていなかったですがロータレ峠で止められることは全く予想外でした。だってここは標高2058m。ブールドワザンは700m。標高差1200m以上、距離は40Kmもあるんですよ!?警官曰く自転車ならいいよ!って確かにロードで下っていく元気な人もいるけどちょっとねえ。遠すぎます。
しかしここの警官はこの先は何が何でも行かせない、という訳でもないようで僕達は道路わきの駐車場を抜けて先へ進みました。約11Km下ってラ・グラーブという村に駐車、気が重いですが自転車を組み立てて下り始めました。が、あれ??規制はどこ?長いトンネルの手前に車がたくさん停まっていましたが警官の姿はありません。約8Km下ったところでkusさんが引き返して車を取って来ることを決断。荷物を預かり道端で座って待つこと1時間。上る人、下る人多数(勿論サイクリスト)。そしてkusさんもなぜか自転車で下ってきました。聞くと先述のトンネルにはやっぱり警官がいてそこで止められたと言うことでした。稼いだのは3Km位とか。仕方ありません。下りましょうか。
ブールドワザンに着いた時にはもうレースは始まっていました。kusさんが新聞を購入。新聞には出走リストが載っているので次に誰が来るのかわかるのです。
自転車を2重ロックでしっかりと固定し観戦ポイントへ歩いて行きました。
先週高松に帰省した折、小河原さんのツールイラスト展行ってきた。ガリビエ2005の前で足が止まった…小河原さんは気が付かなかったが、6年前のその場の空気を思い出した。
一号さん
いつかまた行きたいです。。。