めったにやることはないのですが短い休暇、あんまり早く帰ってももったいないので静かな峠でのんびりすることにしました。サイドバックからガスストーブとコッヘルを出してコーヒーを入れます。流れる雲を眺めながら座っていると心が落ち着いてきます。
荷をまとめ1時頃下り始めました。時々視界が開け赤石山系の山々が見えてきます。
下りきって県道47号線へ合流。ここ筏津には立派なバス停があります。縦走登山のベースになるところだからでしょう。この時もひとりの登山者がちょうど山から下りてきたところでした。ここからは写真の標識とは逆の新居浜へ向かいます。初めて走る道です。楽しみ。
まず現れるのが弟地という集落です。古い民家が残っています。奥の郵便局も渋い!もちろん現役でした。
カーテンのような落石防止のネットが目を引きます。
別子ダムへと上ります。ダム湖畔は静かに秋の気配を漂わせていました。
ダム湖畔には駐車場があり最近話題の廃墟遺産、東洋のマチュピチュなんて呼ばれ方もしているらしい別子銅山跡へのトレッキング道が整備されています。峠を越えた東平地区へは車道でいけます。ぜひ一度じっくり訪れてみたいですね。今回は素通りです。
ついに峠の大永山トンネルに到着です。1,000m以上ある長いトンネルなので標高は低いのかと思いきや実は900mもあります。トンネルが出来たのは平成2年、約20年前です。地形図には旧道のトンネルや車道は記されていません。ですがすぐ西に大坂屋敷越という地名と点線の山道の記載がありますね。車道のない道をトンネルで強引につなげたのかもしれません。
下りっぱなしのトンネルを抜けるとこの眺め。新居浜市街こそ見えませんが深い深い谷底に道が続いています。約20キロのダウンヒル!豪快そのものです。いやーっ、ここ上ってみたいなあ。新居浜のサイクリストはいつもこの峠で練習してるんでしょうねえ。
新居浜駅に着いたのは午後4時。急いで帰る必要はないのですがちょうど30分後位に特急が着くのでついあわただしく輪行して帰路に着きました。
予期せぬルート変更になりましたがよい旅になりました。荷物の積み方など今後に生かせる経験もあったし短かったですが未走のルートも走ったし。
キャンプツーリングは決して難しいものではありません。一泊二日でも十分に楽しめますよ。興味のある方は是非お店にてご相談ください。
さあ、次はどこへ行こうかな。
おわり