年越し室戸足摺ツアー その10 最終回

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 今日(1月4日)が旅の最終日。指定席が取れた特急南風号の高知発は17時過ぎ。たっぷりと時間があります。中村から高知へは120㎞位なので走っていくことも不可能ではありませんが学生時代に何度も走っていて新鮮味に欠けるので(それにしんどいし)なし。
 中間地点の窪川辺りまでなら走ってもよいかと考えてはいたのですが明るくなってテントから出るとみぞれ交じりの雨が降っています。
 中村から輪行に決定!
 
 風雨の中カッパを着てテントを撤収したのはいつ以来でしょうか?ちょっと思い出せませんねー。
 何とかテントを畳んで荷物をまとめて走り出すと雨が止み陽が射してきました。まあそんなもんです。


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 特急に乗ってしまうとあまりに早く高知に着いてしまうので各駅停車の鈍行を利用しました。鈍行は2時間に1本しかないのでちょっと急いで輪行して乗り込みました。窪川行のこの列車は1両のみですがトイレもあるし窓がとても広く快適でした。
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 10時04分中村発で窪川に11時13分着。ここで高知行の土讃線に乗り換えるのですが連絡が悪い!約2時間待ちです。
 特急に乗れば昼過ぎには岡山に帰れるのに何で?とお思いでしょう。確かにそうです。ですがあえて不便を、無駄を楽しむというのも旅の醍醐味?です。普段の日常では効率よく行動し分単位でスケジュールをこなすことが当たり前になってしまいますがせめて旅の中だけでものんびり行きたいではないですか。
 という訳でまた雪がひどく降りだした窪川の町を散策です。お遍路の札所岩本寺を訪ねました。
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 岩本寺の見どころは何と言っても本堂の天井画です。プロアマを問わない575枚の天井画が壮観です。仏教画や花鳥風月が主ですがポップな現代画も結構あってお寺の懐の深さを感じました。
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 戻るとホームにはこれから乗る高知行の普通列車と宇和島行の海洋堂ホビートレインが並んでいました。
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 窪川13時10分発。最初はガラガラだった車内も高知が近づくにつれて満員に。「ちゅー」、「やきー」、「ながー」、といったどこか懐かしい土佐弁の響きに身を委ねて高知駅に14時55分着。
 指定席を取った特急までさらに2時間あるのでホームに自転車と荷物をワイヤー錠で束ねて置き去りにしてレンタサイクルで高知の町(ひろめ市場)へ繰り出しました。今やっている龍馬ふるさと博に合わせて駅前に出来た高知観光情報発信館とさてらすに無料のレンタサイクルがあったのでそれを利用しました。
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 まだ午後3時過ぎなんですがこの盛り上がりよう。たっすいがは、いかん!のです。
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 さあ、レンタサイクルを返してあとは特急に揺られて帰るだけ。予定とはずいぶん違ってしまいましたがそれもまたよし。良い旅になりました。また行こう。
 おわり 
 長々とお付き合いいただきありがとうございました。