南米パタゴニアサイクリング チリ・サンチアゴ~プエルトモン編 その2

 2000年12月16日 80㎞走ってTalcaへ。
 朝、テントをたたんでいるとガソリンスタンドの店員がにこやかにあいさつしてくれます。チリの人は親切だ。と思えます。水をもらって出発。
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 近くのCuricoの町へ。市が出ていたので覗いて行きました。南米は様々な野菜や果物の原産地なんですよね。
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 そしてチリはワインの産地でもあります。日頃お世話になっているチリワインのほとんどがサンティアゴ近郊のブドウ畑で生産されています。道沿いでもブドウ畑をよく見ました。


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 午後Talcaの町で宿探し。いかにも安そうなホテルを発見(上の写真)。聞くと1泊3000ペソ(約600円)。大した部屋ではないけど安いし走りながら明日は休息日と決めていたのでここに決めて2泊分支払う。宿帳もなく鍵もない!ので持ってきた自分の南京錠を使って鍵を掛けました。そうそう、南米では立てつけが悪く鍵がかからない(ない)ホテルもあるので自分のカギを持っていくのがお勧めです。
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 こんな部屋でした。青い壁に蛍光灯が1つ。窓はあるけど日は射しません。トイレとシャワーは共同ではっきり言って汚い…。シャワーの湯は期待できません。
 当時チリのトイレは水洗でも下水設備の関係か拭いた紙が流せず便器の横のゴミ箱に捨てる仕組みでした。
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 水シャワーを浴びて町へ。自転車屋発見?ビアンキショップ?
 しかし、古いさびれた下町と中心部の発展した地域との落差が激しいのに驚きます。近代的な明るいスーパーに入ると何でも揃っていました。日本やヨーロッパのそれと何ら変わりありません。ビール売り場ではバドガール風の女性がメーカー毎に並んで笑顔で話しかけてきます。
 日本やヨーロッパと違うのはレジの風景です。会計を済ませると勝手にレジ袋に商品を詰めようとする男達が立っています。初めはサービスかと思っていたのですがどうやら親切の押し売りをしてチップをせしめようとしている人達だと分かりました。スーパーが雇っているのか勝手にやっているかは不明ですがちょっと奇妙な光景でした。当時のチリにはまだレジ袋を節約するという概念は全くなかったようです。
つづく

2件のコメント

  1. 「カギ」必要ですよね。色んなサイズの「南京錠」持ってました。
    宿のコインロッカーでさえ信用なりませんから。自転車はもちろん部屋の中。(テントも前室に自転車を収納できるタイプでした。)
    日本の治安が良すぎるのか、自分の身は自分で守るべきなのか。 日本人が海外で被害に合いやすいのは生活環境でしょうねぇ~。

  2. 871さん
     ヨーロッパではテントを離れてトレッキングや観光へ行くときはテントに一応鍵をかけてました。自転車は太い鍵と長い鍵の二重ロック。幸い盗難には一度も会いませんでした。

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