峠近くには大きな切通しがあります。昔はこの道が国道でトンネルが抜ける前は車が行きかっていたのです。
２枚目の写真はさらに昔の峠の様子だそうです。当時は茶店や旅籠があったそうな。たぶんこの2枚はほとんど同じ場所だと思うのですがこの場所に民家があったとは今では想像することも難しくなっています。
道は四方に伸び色々進むべき選択肢があるのですが今回は徳島県側の旧道を下りました。ここも雪は解けぬかるんだ道が続きます。道幅は広くさすが旧国道といった風情でした。
国道に合流、こちらから上る場合はこのヤギの看板が目印です。国道32号線の猪鼻峠トンネルは徳島と香川を結ぶ主要道でバリバリの現役ですが今はさらに長いトンネルとバイパス路が現在進行形で建設中です。この道もやがて役目を終えて草木に埋もれる日が来るのかもしれません。
このまま国道を下れば何の苦も無く阿波池田に着くのですがそれじゃあ面白くもなんともありません。もうひと上りとその後の絶景に期待して県道6号線に入りさらに阿讃西部広域農道へと向かいました。
谷の向こうにさっき走っていた国道32号線の道筋がよく見えています。
すいません、もう一回だけつづきます。