2012.05.28大歩危、東土居周辺林道探索 その2

 ここからが初めてのルートです。このルートが京柱方面に抜けているのを見つけたのは去年の12月くらいだったでしょうか?僕が走るルートを探すときに必ず利用するのが国土地理院の地図閲覧サービス(ウォッちず)です。昔は紙でしか見ることが出来なかった地形図が日本全国すべてモニターで見られるなんてなんて便利なんでしょう。
 地図上の破線の道は登山道や古い道で自転車向きではありません(山岳サイクリングという楽しみ方もありますけど)。古い情報がそのまま残っていて道すらない場合も多いです。
 ですが実線の道は一車線もしくはそれ以下の車道である場合が多いです。舗装されていないこともあります。僕が狙うのはこの実線の道です。行き止まりの道は面白くないのでAからBへとどこかへ抜けられる道を探します。
 今回走ったルートは吉野川の支流、赤根川に沿って上り尾根を越えて国道439号線の京柱峠直下の沖という集落に下る実線の道です。昔買った五万図やツーリングマップルには載っていないので新しい道でしょうか?どんな道なのか?舗装はされているのか?そもそも自転車で走れる状態なのだろうか?興味は尽きません。気候が良くなったら走ろうと思い立ちやっと実現しました。
 事前にインターネットで調べてみましたが自転車やオートバイでこのルートを走ったという記事は見つけられませんでした。もしかすると自転車で走るのは僕が初めてかも、といったプチ冒険的な興味も湧いてきます。
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 11時20分。林道谷間豊永線を離れ霧石の標識に従って折り返すように上って行きます。いきなり20%超の激坂が出迎えてくれます。赤根の集落への分岐です。手作りの標識もありますね。赤根方面は行き止まりなので霧石方面へ。


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 地図上では小さな橋に見えたのですが実際は立派な橋が架かっていました。ここが霧石渓谷の入り口のようです。トイレや東屋、広い駐車場があります。テント張れそうです。観光客が入って来たとしてもここまででしょう。

 
 橋を渡り少し行くと民家があり鉄の水車が静かに回っていました。動画でどうぞ。
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 三谷集落と別れる分岐です。ここに初めて京柱方面との文字を見つけやや安心。ちゃんと抜けられそうです。向かうのは右の道です。
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 普通林道西峰三谷線というのがこのルートの正式名称のようです。
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 やがて道は未舗装路になります。勾配のある路面はコンクリ舗装されているので未舗装区間は断続的でした。
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 前半は針葉樹林体でしたが尾根に近づくと広葉樹林の森になり明るくなってきます。標高も1000mに近くなり新緑がまぶしく輝いていました。思ったより距離が伸びず1時近くになっても国道に出ることが出来なかったので道端の集材置き場らしき広場で昼食にしました。ただ1人人工的な音がまったくしない森の中でお昼を食べるのは何ともぜいたくな時間でした。
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 運搬路。初めて見る林道の規格です。
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 13時40分、国道に合流。正面に京柱峠にある電波塔が見えています。林道谷間豊永線の入り口から約12キロでした。
その3へつづく