土佐伊予海山峠旅2016 その11

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 最初の小さな半島はトンネルで。車道トンネルとは別に歩道トンネルがありました。平碆と家串を繋ぐので平家トンネル。分かりやすいです。
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 家串の静かな入り江。浮かぶのは真珠の養殖です。奥に下って来た道筋と写真では分かりずらいですが風車群が見えています。
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 沖に視線を転じるとキラキラと輝く海に小さな灯台が。黒碆(くろはえ)灯台です。夕暮れっぽい写真ですがまだ12時過ぎです。
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 カラフルな屋根が並ぶ油袋(ゆたい)の町を見下ろしながらの上り。約1キロ続きます。


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 下ってしばらく走ると橋を渡ります。川ではなく運河です。船越運河と呼ばれています。運河とは、船舶の移動のために人工的に造られた水路のことです。長く突き出た由良半島を回り込む船舶の不便を解消するために1966年に竣工されました。
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 運河のある船越集落を散策。積み上げられた石垣と独特の瓦屋根がなんとなく沖縄の漁村を彷彿とさせます。
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 運河に架かる橋は新しくなっています。ちょっと風情がそがれたかな?由良半島はまだ先がありますが今回はここで引き返します。半島北側の道へ。
 が、しかしこうして旅を終えて改めて地図を見ると運河に先にも魅力的な道がありそうです。また来なくては。
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 海に近い道を走ります。ガードレールはありません。
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 曲烏(まがらす)地区。ここの家もカラフルです。愛媛の漁村は色彩豊かなのが当たり前なのかなあ?
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 14時20分、国道に合流。しばらく海岸線を走ると国道は内陸へと分岐しますが今回はさらに海岸線を進みます。嵐地区から県道287嵐田之浜岩松線へ。
 写真は二つ目のトンネル田颪(たおろし)隧道。海が見えるのがいい感じです。この近くには泥目水(とろめず)なんて地名もあり振り仮名がなければ読めません。
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 県道上から曽根地区を見下ろします。この先県道はトンネル二つでショートカットするのですが写真でみて左の崖下に道が繋がっているのを地図上で確認しているので探索に向かいます。
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 またもやお猿さん出没。このあたり多いですね。
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 集落を抜け防波堤の釣り人の不審な視線を受けながら進むと期待に違わぬ秘境ルートでした。旧道?なのかなあ。満潮になると波を被りそうな勢いの道でした。
 田之浜地区に抜けてさらに県道を進みます。この時期の日の入りは17時過ぎなので急がなくては。
 国道56号のコンビニに着いたのが15時56分でした。宇和島まであと20キロ、国道を走ればもっと距離を短縮できますがそれではせっかくここまで来た意味がありません。日暮れに追われるようになってしまいますが当初決めていた県道46の峠越えの道へ進路を向けました。
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 コンビニから約5キロで岩松川沿いを離れて上り区間に入ります。標高差は200m、日が暮れてしまうと街灯も何もない山道は危険です。しかもこの旅に持ってきたフロントライトは40ルーメンと山中のナイトランには不向きな仕様。幸い勾配は緩く思ったよりも早く峠に着くことが出来ました。この峠に名前はありません。国道のトンネルは松尾トンネルなので松尾峠?そもそも旧国道の峠という位置づけなのかも不明です。
 下りでちょうど一年前に走った道と合流します。宇和島のホテルに着いたのは17時17分でした。
その12へつづく