四国の右下サイクリング その5

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 1月2日の朝、すっきりと起床。ソロでのテント泊は久し振りです。この時期は日の出が遅いので暗いうちから支度をはじめ8時半出発。
 魚梁瀬に来たのは大木屋小石川林道を走るためです。魚梁瀬は林業で栄えた地域で千本山の魚梁瀬杉は日本三大杉美林の1つです。林道は四方にあれどどれも行き止まりで峰越林道は大木屋小石川林道だけです。
 1995年の1月に走ったことがありいつか再訪したいと思っていたのですがアプローチが長いのと通行止めの情報もありなかなか機会がありませんでした。今回は事前に徳島側は通れるとの情報は得ていたので高知側から上ってみることにしたのです。
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 ですがこの看板です。実は昨日着いた時にも確認していて今回もダメかー、とやや落胆していたのです。看板には通行止めの場所が村道東側線小石川橋下流500mとあります。小石川橋は林道の起点となる橋でここから約5キロ先です。その下流500mということは状況を確認しに行って引き返したとしてもそうタイムロスにはなりません。とりあえず行ってみることにしました。
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 魚梁瀬貯水池に沿って平坦な舗装路が続きます。貯水池の水は少ないですが透明度は高いです。生活道ではなく山の奥へ分け入っていく林道の静かな雰囲気が心地良く感じられます。
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 小石川橋まで着いてしまいました。ここまでに崩落個所はありませんでした。しかしここにも徳島側へ通り抜けできませんとの非情な看板が…。橋を渡ると舗装が途切れます。少し走ってみたけどここでリスクは冒せないので引き返すことにしました。残念です。
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 旅を終えて帰宅後1995年当時のネガをスキャンするとなんと当時も通行止めだったのですね。前日雪が降ったのは覚えていたのですが通行止めだったことは忘れていました。いやはや。でもまあ今回は通れたかもしれないし通れなかったかもしれないし。。ひとり旅はこうした大小さまざまな取捨選択の繰り返しです。それも楽しまなくちゃね。
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 来た道を引き返します。この日泊まる予定はまぜのおかキャンプ場です。それは変更なし。違うルートで向かうとしましょう。
この日走ったルートです。


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 「また来てよ!まちゆうきね」。土佐弁いいですね。また来るきまちよってや!
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 次はいつになるかは分かりませんがまた訪れたいですね。今度は車にMTB積んでベースキャンプをつくってのサイクリングがいいかな。
 昨日に続いての魚梁瀬ダム。
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 下り基調の県道12を快走。写真は堀ヶ生橋。建造は昭和16年。これも魚梁瀬森林鉄道の遺構です。国指定重要文化財で経済産業省の近代化産業遺産群にも認定されています。橋の先がすぐカーブでトンネルって車を運転するのはなかなか怖そう?まあほとんど対向車は来ませんけど。
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 国道へ合流。このまま四郎ヶ野峠を越えて野根に下ってもつまらないので吹越峠経由で行きます。
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 国道を7キロ走るとこの分岐。竹屋敷方面へ。立派なこの標識、宙に浮いているように見えませんか?支柱がほどよく錆びて周囲の杉の木と馴染みすぎてます。
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 林道分岐の竹屋敷集落へは約8キロ。小川川に沿って緩やかに上って行きます。
その6へつづく