海外への飛行機輪行を考える。

5月にスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を自転車で走るというグループの方から相談を受けクロスバイクの選定や装備についてアドバイスをさせて頂いています。
 自転車はTREKのクロスバイク FX2をお勧めしました。海外旅行やトレッキングの経験が豊富な方々で自転車は旅の目的というより手段という位置づけ。予算も押さえたいという事だったのでスチールフォークにワイヤー外回しの実質剛健なFX2を選びました。1ヶ月、約1000キロの走行には必要十分でしょう。
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 実は私もずいぶん昔(1999年)ですがサンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路を走っています。帆立貝が巡礼者のシンボルです。
 海外サイクリングは走り出してしまえばサイクリングなので日本と何ら変わりません。まず最初の大きなハードルはどうやって海外へ自転車を持ち出すかでしょう。
 具体的には飛行機での輪行です。飛行機での輪行は完全に目の届かないところに自転車を預けるというところが電車やフェリーと違うところです。自転車に限らず海外旅行ではスーツケースがぞんざいに扱われたりというのをよく耳にするので不安に感じてしまいます。


 自分自身の飛行機輪行を振り返ると海外渡航回数は8回、片道を1回と数えると計17回飛行機に自転車を積んでいます(1回は国内移動)。
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 今は無理かもしれませんが当時は自転車をそのまま飛行機に載せていました。これは2002年に帰国した時の写真です。輪行袋に入れるより自転車の形の方が丁寧に扱ってくれるというのを本で読んで実践していたのです。当時はそれでもOKでした。キャリアのサイド枠がガードになり壊れたことは一度もありませんでした。
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 荷物受取カウンターではターンテーブルには載らず片隅に立て掛けてありました。
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 まさに今機内へ自分の自転車が積まれているところを目撃!したこともあります。2006年関空にて。
 ですがこの方法は現実的ではありません。短期のイベント参加ならハードケースがオススメです。大きな段ボール箱も良いでしょう。ですが今回は1ヵ月で入国、出国の空港が違います。もし自分がその条件でクロスバイクを飛行機に積むならと考えると厚手の輪行バックに弛緩剤をいれて梱包するという方法になるかなあと思います。
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 2005年のベトナムは輪行バックを使用。空港からタクシーで宿まで運び部屋で組み立てました。
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 これは2006年のチューリッヒ空港からの帰国便。オーストリッチのL-100にキャンプで使った銀マットなどを挟んで保護しています。
 こうすれば絶対に大丈夫。という事はないのですが出来るだけ対策はしておきたいです。そのためには車輪を外したりハンドルの向きを変えたり場合によってはパーツを外したりという技術や知識も必要です。あと何かあった時に誰のせいにもしない、置かれた状況でなんとかするという寛容さも必要かもしれません。
出発までひと月ちょっと。出来る限りのアドバイスはさせて頂きます。楽しい旅になるよう全力で応援します。

5件のコメント

  1. 体がいうことを聞くうちに、フリーで海外を走ってみたいものです。
    そんな時が来たら、私にもアドバイス、よろしくお願いします。

  2. やまさん
     コメントありがとうございます。今回スペインに行かれる方は70代です!是非よろしくお願いします。私ももう一度アルプスを見に行きたいです。

  3. 70歳代の方ですか1
    勇気と希望をいただきました。
    あまり先行きに期待をしていませんでしたが、5年先以内を目標に頑張ってみます。
    その時は、よろしくお願いいたします。

  4. 5月16日からスペイン巡礼バイクツアーに出掛ける、バイク初心者、しかも3人合わせて210歳という 老人チーム、TEAM 210(Two Ten)の代表です。國貞さんのアドバイスにこのツアーね成否はかかっています、宜しくお願いします。

  5. やまさん
    是非、こちらこそよろしくお願いします。
    Otsuki様
    コメントありがとうございます。TEAM210が無事完走できるようサポート致します。まずは前後輪の着脱、パンク修理、そして輪行ですね。よろしくお願いします。

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