かずら橋からはしばし県道32を走ります。雨が上がり暑くなってきたのでレインウェアを脱いで走行。これは苔アートと言うのかな?
県道を約5キロ、トンネルを抜けて橋を渡る手前に目指す分岐がありました。林道熊谷線です。ここは去年のGWのキャンプツーリングの際に見つけてぜひ走ってみたかった道です。日帰りではコース取りが難しいなあと感じていたので今回の1泊2日のツーリングに組み込みました。地形図やツーリングマップルでは繋がっていますが果たしてどんな道なのか?ワクワクしながら走りはじめます。まずは大きな標識がある木村家住宅を目指します。
今回、この区間のルートデータを自転車に付けているソニーのナビに入れるためにアンドロイドアプリの地図ロイドを使いました。ルートラボのロードマップだとこうした辺鄙な道は載っていません。なので国土地理院の地形図が表示できる地図ロイドが有効でした。事前に地図データを保存しておくと圏外でも地図を表示できます。
9キロで約500m上るはずなので腹ごしらえ。大歩危駅前のぼけマートで買った草餅。大変おいしかったです。もう1パック買っても良かったなあ。元気でました。上り口に火葬場がありそこまで道は広いのですがそこを過ぎると1車線の道になります。
県道から2.5キロで釣井地区の木村家住宅です。国指定の重要文化財ですが今は古民家喫茶きむらとなっています。券築年は元禄12年(1699年)だそうです。県道の看板はよく見ていましたがここまで上ってきたのは初めてです。
集落の中を九十九折れで上って行きます。コーナーを曲がるたびに景色が変化し飽きません。彩色された鬼瓦は珍しい?
釣井集落の上部にある三社神社の社叢(しゃそう)は県指定の天然記念物だそうです。社叢とは聞きなれない単語ですが鎮守の森の事ですね。狛犬も目に彩色が施されていました。
神社の先の分岐にあった標識には林道釣井中尾線とありました。今井集落は地形図では登山道を表す破線の道でしか繋がっていません。この標識を信じると林道がその先の中尾まで通じているようです。ここが通れるなら県道に下りなくでもここまで走れたことになります。これは次回の宿題ですね。
さらに右の通行止めの張り紙。平成27年ですからかなり前のものが残っています。そこには市道今久保有瀬線と書いてあります。今久保とはかずら橋に下った時に通過した集落で有瀬は尾根を越えた吉野川側の集落の名前です。ここも通れるのでしょうか?
廃バスと枝垂桜。再び雨が落ちてきました。納屋の軒先でレインウェアを着て再出発。集落を過ぎると林道らしい風景に変わります。
その5へつづく