2017.08.28.29伊予西条発林道探索サイクリング その1

 町道瓶ヶ森線の起点である旧寒風山隧道の高知県側直下、笹ヶ峰方面に林道が伸びているのはかなり前から知っていました。林道寒風大座礼西線という名称のその林道は行き止まりでエンジン付きならいざ知らず人力の自転車で走るには行き止まりは食指が動きませんでした。
 しかしここ数年?で林道が延伸して繋がったという情報を目にするようになりました。その決定打が昭文社のツーリングマップル2017年版にこの林道が記載された事です。
 林道名から推し量ると峰越して大田尾越えの方へ繋がるのかと思っていたのですがそうではなくかつてから平家平登山口にもなっていた小麦畝谷の林道支線と繋がったようです。ツーリングマップルの記載だと25キロ超えのダートだとか。(ローカルな地名ばかりですいません。地形図やツーリングマップルを脇に置いてお読み下さい。)
 それに加えこの前のお盆休みの四国キャンプツーリングで旧寒風山隧道へ上った時に林道起点を確認したのですがなんと真新しい舗装がされているではないですか!これはのんびりしていると舗装されてしまうぞ!と矢も楯もたまらず8月最終週の月、火の連休で走ることにしたのでした。
 テント泊は機動力が落ちるので今回はなし。当初道の駅木の香のホテルに宿泊する計画だったのですが予約前に満室になったため伊予西条の市内で宿を探しました。そこでなんと一泊素泊まり2500円(税別)という格安の宿を見つけ即予約。メインの林道寒風大座礼線は2日目に走ることにして初日は西条に近い行き止まりの林道陰地線を走ることにしました。林道陰地線は標高1200m地点に菖蒲峠という地名がありそこから瓶ヶ森に至る古い登山道があるそうです。
 今回の旅の相棒はマウンテンバイク、2017年モデルのGIANT ANTHEM ADVANCED1です。今年の王滝SDA100キロで使用するのでその練習も兼ねていました。長い舗装路の上りも練習と思えば張り合いが出ます。岡山だと1時間以上上り続ける坂はないですからね。
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 8月28日朝、岡山駅7時23分発のJR特急しおかぜ1号に乗るべく西口の所定位置で輪行開始。
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 10分ほどで完了。一度練習をしていたので手際よく出来ました。ぶっつけ本番はお勧めしませんよ。スルーアクスル用のエンド金具が活躍。輪行バックは今回は初実戦投入のオーストリッチE-11 EMU 29erMTB用です。
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 広いハンドル幅、バーエンド付でもそのまま収納できます。が、通常サイズだとちょうどデッキに収まり通路は塞がないのですが今回は通路にはみ出してしまいました。なのでデッキに斜めに置き停車駅ごとにどちら側のドアが開くかというアナウンスがあるのでその都度輪行バックを移動しに行きました。混み合う時期、時間帯はより細やかな配慮が必要でしょう。


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 9時8分伊予西条駅着。絶賛工事中でホームのバリアフリー化が進められています。この伊予西条、大歩危、阿波池田と並ぶ四国輪行サイクリングの拠点駅ですね。
 いつもの場所で自転車を組み立てます。今回はライドに不要な荷物はコインロッカーに預けました。300円の正方形のスペースに収まります。先述の輪行バックは積んで走るにはやや大きいのですが帰る場所が同じであればこうして預けてしまえば楽ですね。
 装備は本番のSDA王滝とほぼ同じ。ハイドレーションバックは今回新調しROGUEというモデルを購入。荷室2.5L+リザーバー2.5L、バッグ重量:230gです。荷室をやや大きめのものにしました。サドルバックはオルトリーブのLサイズ。本番はMにする予定ですが今回はあくまでサイクリングなのでお昼におにぎりとか食べたいじゃないですか!?なのでそれらをサドルバックの空いたスペースに押し込みました。トップチューブバックにはカメラと財布。本番はここに補給食のジェルを積みます。記録はブライトンのRIDER310です。標高を補正して9時44分に出発です。
その2へつづく