今年もSBCUに行ってきました。
乗りたかった最新ロードバイクに乗ってきたので、山本的インプレッションを
書かせていただきます。
乗った時感じたそのままを出来るだけ分かりやすく表現してみています。
S-WORKS VENGE 試乗サイズ52cm
想像していたよりも乗り心地は悪くない。
剛性の高いフレームなのでダンシングもかなり軽快。
ホイールが45mmディープだったのもあって、ゼロ発進時は少し鈍いが
速度が上がると共に鈍さが消えて、後ろから押される感が出てくる。
大トルクでグイッグイッと漕ぎを入れてから、漕ぐのを止めると
スゥーっと前に引っ張られる感覚。身体の空気抵抗が大きくてバイクだけが前に行っちゃう感じ。
スプリントしてみるとフレームが適度にしなってくれて、僕にはいい感触だった。
もっともっと脚力のあるライダーだと、もう少ししなるだろうから好みが別れるかも。
ヘッド周りは充分な剛性。ダンシング時もスプリントもややしなるけど、問題ないレベル。
SL4よりも伸びが感じれる。
今日は風が強くかなりパワーを使ったが、3機種の中で一番前に進んだ。
S-WORKS TARMAC SL4 試乗サイズ52cm
一言で、物凄く軽く硬い。
ダンシングでもスプリントでも超軽快。
どこもしなってない感じ。でも不思議と乗り心地は悪くない。
ゼロ発進は抜群に早いし、一気にトップスピードまで上がっていく。
僕の脚力が全然足りないので、フレームをしならせる所までトルクがかけれなかった。
踏み負けて疲れた。しならない(しならせれない)分伸びの部分は感じ難かった。
さすがプロ仕様バイクという感じで、もっと脚がないと本来の性能が出せないですね。
このモンスターバイクをしならせてやろうと言う向上心をかきたててくれますが(笑)
S-WORKS ROUBAIX SL3 試乗サイズ54cm
僕自身がルーベPRO SL3に乗っているので、比べたいのもあって試乗。
幸いコンポは僕も使用しているデュラエースDi2。ホイールはDT Tricon RR1450 1497g
僕はMAVIC R-SYS 約1400gを使用しているので、MAVICの方が軽いが同等と言うことで。
まず、一漕ぎ目から馴染みの感覚。軽快な漕ぎ出しと安定感。
バイクのしなりは適度に有るけどBB周りのしっかりした剛性がある。
VENGE、TARMACと3機種の中では確かに一番しなる。が、僕の脚力だとその位が丁度踏みやすい。
しっかりフレームをたわませられて、その後の伸びが気持ちいい。
僕の乗っているPROグレードはS-WORKSの使用するFACT 11rカーボンよりもやや低弾性の
FACT 10rカーボン。違いとしては登坂時のダンシングの軽快さと、スプリント時のしなり方。
S-WORKSの方がややシャキッとしてよりレーシングバイクの印象が強くなる。
TREKのマドンを引き合いに出すと、PROはマドン6と同等で、S-WORKS ROUBAIXはマドン6SSLに近い。
路面の継ぎ目や溝のふた、細かな凹凸を無かった物にするほどの路面追従性がある。
ギャップを越える時の後ろ方向の跳ね返りがないので、サスペンションが付いてる感じ。
スーパーSIX EVOの様な。
ダンシングで登坂すると、TARMACのねじれ剛性と軽快さが抜群だが、VENGEとROUBAIXも充分軽快。
カバヤTTみたいな高強度である程度長い時間走る場合は絶対VENGEだと思う。
でも、路面の細かい凹凸も舐めるように走って、それが速さにつながるROUBAIXも素晴らしいと思う。
鈴鹿の最終コーナーを抜けて集団から抜け出ていくような短時間のスプリントはTARMACの真骨頂だし。
VENGEも、時速40km/h以上の速度域だとTARMACよりも20ワット以上も少ない力で走れる点も
競技的には物凄く大きな魅力になる。
3機種ともある特性に優れて素晴らしいキャラクターを発揮するバイクで、非常に悩む(笑)
1台でマルチに走れるバイクも迷わなくていいし、どんな場面でもレベルの高い満足を得られるけど
VENGEの速さと伸びのバランスはヒルクライムをメインに考えない限り、ほとんどのシチュエーションで生かされるし、
TARMACの超軽量、高剛性、超軽快な走りはドカーンと一発爆発したい時に、気持ちいい加速と他のライダーを置いていく快感がある。
ROUBAIXは僕にはベストバランス。レースレベルの高剛性に上の2機種にない最高の乗り心地。
伸びも適度にあるし、登坂のダンシングも軽快。ステアリングのゆっくり感は好みが別れるけど、
そこが安定感に繋がるところでもある。
1件のコメント
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プレスフィット30BBにシマノのクランクを取り付ける方法を教えてもらえないでしょうか?
バイクはターマックSL3です。