伊野(今はいの町)の町を抜け国道194号線に合流すると岡山では見ることのない広い風景が広がります。これが仁淀川です。仁淀川は同じ高知県の四万十川と比べると知名度は低いのですが日本一の清流だとか水辺利用率日本一とかいった調査報告もある清流です。
かつて幾度となく自転車で走った道なのでさらっと飛ばして今回の旅の本来の目的である峠「奥大野越え」の入り口まで行こうと思っていたのですが向かい風も手伝ってのんびりサイクリングになってしまいました。
でも久しぶりに見るこの広い風景を前にしては立ち止まらずにいられません。
名越屋の沈下橋にちょっと寄り道。ちょうど郵便バイクがやって来たのでシャッターを押しました。沈下橋は流域の風景に溶け込む良いデザインのものが多いです。
急いでいると言いながら「水辺の駅あいの里仁淀川」で早い昼食。川を見下ろす明るい食堂で名物のつがにラーメン700円を食べました。つがにとはモズクガ二のことで生のまますりつぶしてだしをとるとか。。量は少なかったですがあっさりしたスープに濃厚な蟹の風味!のってるのはなすとりゅうきゅうというハスイモの茎。これもさっぱりしてうまい。
満足の昼食でした。ですがまた時間が…。
走るにつれ川幅が狭くなっていきます。
吾北むささび温泉から国道439号線に折れてしばらく行くと県道293号線の分岐が見えてきます。ここからがいよいよ本格的な上りです。ちょうどここで12時のサイレンが鳴りました。25キロの移動に2時間かかった計算です。ちょっとのんびりしすぎたか?
道幅が一気に狭まり期待が高まります。194号線沿線は商店がないイメージで伊野のコンビニで買い出しをしたのですが案外古い小さな商店もやっていたし農協のスーパーがあったりと結構奥の方でも買い出しが出来ることが分かりました。今後の忘備録として記しておきます。
その3へつづく