パイオニア ペダリングモニターが新しくなりました!

新しくなったペダリングモニター SGY-PM910H2 (左右単体販売の場合、型番は SGY-PM910R/Lとなります)
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今までのペダリングモニターと何が新しくなったのか、色々と説明を受けてきました。
変更された点は大きく4つ。
まず、チェーンリングアダプターの薄型化。
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現行モデルはアルミ製のプレートでインナーチェーンリングを挟むように、
2本のチェーンリングボルトで固定する方式でした。
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この方式は非常に安定した固定になりますし、何よりスマート。
結束バンドで固定していた第1世代のペダリングモニター
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よりもカッコよく、より完成度の高い専門パーツの装いが有りました。
しかし、このインナーチェーンリングを挟むためのアルミプレートが、一部の車種で干渉してしまい取り付けが不可能なものが有ったり、
チェーン落ちを防ぐためのチェーンキャッチャー20150527-gold_bike_s.jpg
に接触するためにインナーチェーンリングに充分に近づけられないと言った事例もありました。
そこで新しくなったペダリングモニター SGY-910H2では、クランクのスパイダーアームの内側に樹脂製のアダプターを貼り付けるタイプに変更され、
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インナーチェーンリングよりも飛び出ない設計になり、取り付け可能車種を増やすことが可能になりました。
2番目に、左センサーの電池カバーのフラットタイプ。
大きな変更点ではないですし、最初からそうしておけば良いのにと言うつっこみも聞こえてきそうですが、
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これが
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こうなりました。(笑)
平たく言うと、ぷっくりした蓋が平たくなりました。
真面目な話、わずか1mm程度のクリアランスで何とか取り付けられていたフレームも有るそうです。
その場合、ダンシングやスプリントなどの大きな力が加わると、フレームがたわんでその1mmのクリアランスが無くなる瞬間が現れます。
そんな些細な部分も改善してくる所は流石細やかな日本のメーカーと言ったところでしょうか。
3番目は、パッチタイプマグネットベース 3.6㎜が登場。
これも、多種多様なフレームメーカーにより対応させるためのアフターパーツ。
要するに、フレームに貼り付けるマグネットとセンサーの間が10mmまでと決まっているのですが、
それ以上に離れてしまう場合、アームタイプマグネット
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を利用していましたが、チェーン落ちや、見た目の悪さなどでパッチタイプマグネットの利用を求める声が多かったそうです。
そのパッチタイプマグネットの下駄です。
4番目、ソフトウェア更新。
片側ずつの販売が可能になった新しいペダリングモニター SGY-910H2
例えば、もう一台のバイクにもペダリングモニターが付けたいけど、そんな予算がない!と諦めていた方も
左クランクをポンと外してもう一台のバイクへ取り付ければ、
パイオニアのサイコン側でシングルモードに切り替えて載せ替えが可能になりました!
もちろん、2台目のバイクにもマグネットは必要ですが、片側利用が可能になることで使い方の自由度は広がります。
WEB上でトレーニングデータを解析してくれる無料サービスのCyclo-Sphereも昨日更新され、
アップロードされたトレーニングデータのベクトル解析から、
1周を12分割したクランク角度毎の重力方向のベクトルの割合を、あるアルゴリズム(企業秘密だそうで)を使って
シッティングとダンシングの時のベクトルに分離してくれる機能が付きました。
想像するに、例えばクランク角度が4時の時にシッティング時とダンシング時で重力方向のベクトルの大きさを比べたり、
その次の角度でその変化量が大幅に大きくなっていたりとか、難しい演算をしているんじゃないかと思います。
とにかく、開発陣はかなり自信を持ってシッティングとダンシングの分離に成功したようですので期待大です。
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これにより、どの辺りでダンシングをしているとか地図上で確認できたり、ダンシング率を確認して
ダンシングをあまり使わないのか良く使う方なのかを数字で確認したり、
ダンシングが苦手であれば、効率やベクトルを見ながらその矯正に役立てたりと、色々な使い道が想像できます。
そして、既に現行モデルのペダリングモニター SGY-PM910Hを購入されているお客様には、
新しくなったペダリングモニター PM910H2 と同じ機能を持たせるための、センサーのファームウェアアップデートが開発中だそうです。
ファームアップすることで、クランクの片側利用に対応したり、サイコン側からマグネット校正を出来るようになったりと、
機能は全く同じになります。
薄くなった電池蓋や、新型の右センサーアダプターも単体販売がありますので、新しいのが出て寂しく思う必要もありません!
アップデート公開の予定は、今年の夏頃だそうですので、楽しみに待ちましょう。(ファームアップにはSGX-CA500が必要になります)
詳しくは店頭にてスタッフにお尋ねください!
よろしくお願いします。
それでは、スタッフ山本から新着情報でした!