クランクを取り付けるために使うボルトですが最近は軽量化のためにアルミの物も出始めています。これだけでなくクランクにギア板を取り付けるボルト(5ピン)はアルミの物が以前からあります。これに関してもなかやまでは締め付け不足が無いか必ず工具を当ててみています。すると中には「ポロッ」ってアルミのネジの頭が取れてしまうものがあります。
今回のクランク取り付けボルトに関してはたぶんメーカーの組みつけの際に指定以上のトルクで締めたのと締め付けの際にグリスの塗布が足りなかったのが原因だろうと想像します。
なかやまでは必ずクランクを外しBBを外してグリスアップ等を行うのでこのようなボルトの破損にも気が付きます。もしもメーカーから届いた状態のままユーザーに渡していたら走行中に折れていたかもしれません。そうすると最悪クランクが外れてしまうことも考えられます。
でも、気をつけてください。いくらきちんと締め付けが行われていたとしても絶対に緩まないと言う物ではないのです、クランクだけではなく各部分のガタツキ等は走行前に必ずチェックしましょう。