峠&うどんサイクリング その3

唐谷峠遍路道
 地図上には峠の名前の表記はなかったので名無し峠かと思っていたら唐谷峠(田野々越え)という標識がありました。峠に名前があるのとないのとでは達成感だとか峠道に対する思い入れに大きく差がでるような気がします。唐谷という表記の由来は分からないのですが田野々は香川県側の最奥部の集落の名前です。遍路道の標識もあるので古くからある道なのでしょう。この遍路道、自転車でも下れそうな道でしたがこれは次回のお楽しみにとっておいて今回は車道を下りました。
スキー場
 田野々の集落を下っていると前方の山頂に白く光る物が見えます。おそらく雲辺寺のスキー場でしょう。


豊稔ダム
 水のほとんどない干涸らびた豊稔池岸を走ると石積みの古いダムが姿を見せます。今回のツーリングの目的のひとつである豊稔ダムです。
豊稔ダム豊稔ダム
 本名?は豊稔池堰堤。日本最古の石積式マルチプルアーチダムであり国の重要文化財に指定されている貴重で珍しい建造物です。大正から昭和にかけて造られた重厚な佇まいはどこかモダンです。大型の重機などなかった時代の建造物には現代の物とは違う迫力がありますね。今度はぜひ夏の放水の時に訪れてみたいです。
県道8号線に合流。
 ダムを後にしてさらに下るとやがて県道8号線に合流します。左折して観音寺方面へ向かいます。
いしいうどん店
 左折してすぐに現れたのがこのうどん屋、いしいうどん店です。
今回、後半はうどん屋巡りをしようと四国新聞社の讃岐うどん遍路というHPで色々調べてチェックしていたのですがいきなり予定外のお店が現れました。どうしようか一瞬迷ったのですが駐車場に停まっている車の多さにここは寄るべきだ、と判断し立ち寄りました。
釜あげ小 350円
 ドアを開けると熱気でメガネが曇ります。喫茶店風の造りでカウンターに腰を下ろしました。オーダーを取りに来たおばちゃんにここの名物は?と聞くと「だんご汁ですよ。」とのこと。いきなりのフェイントです。うどんじゃないのか?!どうしよう?迷ったがここはあえて釜あげうどん小350円にしました。柔らかめのうどんでつるっとのどを通ります。長くてちょっと食べにくいですがおいしいです。だんご汁も気になりますが次の楽しみに取っておきましょう。
その4へつづく