営業後に前輪を外しタイヤを外しこの際リムテープも変えるかとリムテープを外すと思いがけない物がそこにありました。
布ガムテープでニップルをふさいでいます。これを見て当時の記憶が一気に蘇りました。
1998年、大学を出てすぐの年、就職はせず派遣会社の寮に入り三ヵ月みっちりと働いてお金を貯めてヨーロッパへと旅立ったのでした。初めての海外旅行がサイクリング一人旅でした。
スイスのチューリッヒ空港に着いて走り始めたその日にパンク。。当時の僕はリムテープが消耗品だという事を知りませんでした。修理したもののまたすぐにパンク、同じリム側に穴が開いています。雨も降ってきて心細い中見知らぬ地元のサイクリストが修理道具を貸してくれて近くのキャンプ場の前まで先導してくれたのでした。
そしてそのキャンプ場の軒先でリムテープが原因だと気付いて布ガムテープで応急処置をしたのでした。
その後特に問題がなかったのでそのままにしていたのですが、さすがにまだそのままだったとは夢にも思わずびっくりしてちょっと心を揺さぶられました。
この自転車は1999年にもう一度ヨーロッパを走って以来現役をアルプスローバーに譲っていたのですっかり忘れていました。今は通勤号として第二の人?生を歩んでいます。もっとがんばってもらわなきゃあね。
当時写真をいくつか。
飛行機から見た眺めに感動。アルプスでしょうか?
最初の一枚。チューリッヒ市街。
ピレネーのツールマレー峠にて。日本人のサイクリストは珍しい?一緒に記念写真。