2011.01.17峠探訪サイクリング

 今日も寒さに懲りず午前中に走ってきました。気になっていた峠を探りに行きます。
地図は国土地理院二万五千分の一地形図「金川」。フロントバックにPentax K-7を積んでスぺシャライズドのTCで出発です。
氷点下2℃ 
 舗装路を軽快に走れてオフロードもそれなりに楽しめる。僕の好きなサイクリングスタイルにTCはピッタリです。
 鋭い加速感や安定したコーナリング等ロードバイクも当然魅力的ですがシクロクロス車をベースとしたツーリング車はどこでも行けるという自由さが魅力です。キャリアとバックを付ければもっと遠くまで走れます。
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 辛香トンネルを越えて金川から宇甘川に沿って走ります。岡山市街から10数キロで個の広々とした景色。寒いけど爽快です。
 今回走ったルートはこちら


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 箕地から津山線に沿って細道へ入ります。まず目指すのは津山線の箕地トンネルの上を越える峠道です。二万五千分の一地形図でも点線なので登山道になると予想されますが等高線の間隔からそう急でもなく距離も短いので行けると判断しました。
 道中にこんな看板がありました。この道は作州道だそうです。岡山から津山へ抜ける旧街道の峠。単なる山道よりこうした歴史を感じる道の方が興味をそそります。地形図には峠名はなかったのですが箕地峠と呼ばれているようです。
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 静かな地道を走ります。自動車が通った轍があります。進むにつれ道の両脇の笹が被さってきます。
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 そしてとうとう道がなくなりました。使われてこそ道。古い道は使われなくなると道ではなくなってしまいます。川沿いに国道があり隣の熊見峠にトンネルが抜けた今この旧街道を整備する人はありません。ヤブ漕ぎは専門外なのでここで引き返しました。電線が続いていたのでもしかしたら整備されることもあるのかもしれません。
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 次に向かったのは間瀬峠。同名の峠がいつもの児島半島コースにもありますが今日は御津の間瀬峠です。ゴアテックスの工場を過ぎたあたりから入っていきます。
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 緩やかな曲線を描く田舎道を上ります。地形に逆らうことなくつくられた道は美しいし走っていて楽しいです。最近のバイパスや広域農道なんかの自動車のためだけにつくられた無機質で強引な道は楽しめません。
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 広い谷間を上っていきます。前回のツーリングでインナーギアが重かったので30Tから28Tに交換したのですが快適です。10速用ではないスギノのギア板だったのでちゃんと踏めるか心配だったのですが問題ないようです。軽いギアはルート選択の幅が広がります。練習ではなくサイクリングなので迷わず軽いギアに入れてクルクルと回して上ります。
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ため池は凍って雪が積もっています。寒々しい光景です。峠はもうすぐ。コンクリ舗装になり勾配もぐっときつくなります。
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 峠は切り通しです。木漏れ日が心地よい静かな峠です。峠を過ぎると視界が開けるポイントがあります。こっちは荒れたコンクリ舗装の急勾配。慎重に下り帰路に着きました。
おわり

2件のコメント

  1. 箕地トンネルの上を越える峠道、私も前に行った事があります。その時はロードで余りの道の悪さに閉口しつつ進んで、結局笹に阻まれ引き返したのを覚えています。まだまだ未開の垰がたくさんありますねえ。

  2. hikasaさん
    おっ、こんな道にも足を踏み入れていたとは!
    僕も峠と名のついたところには行ってみたくなる性分です。

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