なんとなく自分自身の身体に沁み込んだ距離感覚があるのでは?とふと考えていたのですが皆さんはどう思いますでしょうか?
・ 自宅から走り始めてまた自宅へ戻ってくる周回ルート。さてどこを走ろうかとルートラボを使ってコースをあれこれ作ってみると毎回同じくらいの距離になっている。
・ 数日のツーリングの際に宿泊地を決めてよさそうな道を繋いでいくとこれまた長からず短からずの適当な距離になっている。
そんな経験はないでしょうか?僕にはよくあります。
1日に走る心地良い距離感覚は体力的観点以外でも人によってかなり個人差があるのだと思います。何気なくコースをつくると大抵150kmくらいになるよ、という人もいればいつも60km位になるなあ、という人もいるかと思います。
僕の場合は長くても100kmまで、大抵は60㎞~80㎞位になることが多いです。行ってみたいけどなんとなくアワイチ(淡路島一周)に気が乗らないのは150kmという距離のせいかもしれません。
つまりなにが言いたいかというと今回走った日生までのルートがちょうど100kmになったということです。前回1月に日生へ往復したときがほぼ100kmだったので帰りを輪行にする今回も100km位は走ろうと思いルートをつくっていくと図らずともほぼ100kmになったので面白いなあと思いこんな仮説を立ててみたという訳です。
話は変わって今回のルートですが出来るだけ交通量の少ない道を走りたいのでまずは旭川左岸を遡ります。思いがけずの向かい風。先が思いやられます。岡山市街から車の少ない道で北上するなら旭川左岸がお勧めです。かなり狭い所もありますが交通量は少ないです。
金川を過ぎ県道255を走ります。この辺りは年に数回走るので勝手知ったる道です。
わかりにくいのはこの分岐です。どのルートを通っても結局は目的地に着くのですが走りたい道を選ぶには読図が重要です。
距離は短いですが20%近い勾配の坂を越えるとため池のある風景が広がります。
下り切ると県道27号に合流します。この道は県北東部に向かう主要道です。急ぐには良いですが車が多いので自転車で走るには快適ではありません。なのですぐに県道257号へ折れ再び田舎道へと分け入っていきました。この道は本来モータリゼーションから忘れ去られた静かな道なのですがなぜかいつ出来るとも知れぬ津山へのバイパスルート、美作岡山道の建設のための工事車輌の抜け道になっていて時折大型トラックが通過していきました。
ですが風景はあくまでローカル。自転車で走るならこんな道じゃなきゃという雰囲気の道が続きます。峠は切り通し。古い石垣が残り風情があります。昔の人はこの道を通り易くするために山を切り開き石垣を築き道を造ったんだなあ。と感慨にふけるのですが前方に見える近代のコンクリの壁がそんな想いをぶち壊してくれます。
下り切ると再び自動車のための道、国道484号へ出ます。
その2へつづく