自転車にはこんな楽しみ方もあるんです。押して担いで何が楽しいの?と思われるかもしれませんが木々の隙間から見える眺望を目の前にすると思わず「楽しいなあ、気持ち良いなあ。」とつぶやいていました。
自転車は道を走る乗り物ですがモータリゼーション後にできた道は自転車にはあまり楽しくない道が多いと感じます。無理やり山を切り開いたり大きな橋で町をパスしたり。広域農道とか国道のバイパスなんかです。
ですが昔からある古道に手を入れて車道にした所やさらには昔のまま開発の波に乗ることが出来ずに残された旧道などは自転車、サイクリングに適した道ではないでしょうか?
時間ばかりが掛かって効率は悪いけど何か走っていて楽しいのはそんな道です。という訳でこのお休みは走って楽しい道を求めて出掛けてきました。
走ったルートはこちら
日曜日の朝練でも通った新大原橋の下の樋門がスタートです。そこから山道を押したり担いだり。赤いコーステープが頼りです。迷うようなところはなかったですがそんなに歩いている人が多い道ではなさそうです。
低山の稜線を歩きます。雑木林が茂っていますが所々で展望が開けます。気持ちいいです。なんでこんな道を自転車と共に行く必要があるのか?そんな些細なことは忘れてしまいましょう。前進することはそれだけで楽しいものです。
やがて見覚えのある風景が眼前に開けます。先日走った宗谷山のMTBコースです。
公園には先客がいました。今日は風は強かったですが空気は澄み岡山市街から瀬戸内海までが手に取るように眺められました。
つづく