フィルム遺産を何とかしたい

　フィルムカメラで写真を撮ったことがないという人も最近ではいるかもしれません。
　僕がフィルムカメラをメインで使っていたのは2006年まで。2003年位からデジタルカメラも併用し始めて今はデジタルのみ。フィルムに凝っていた訳ではないのでもう何年もフィルムで撮っていません。
　ですが数回の海外サイクリングや国内サイクリングで撮りためたフィルムが相当量存在します。大半はリバーサル（スライド）フィルムなのでそのまま鑑賞できるのですがHPに載せたり自宅でプリントしたるするのにスキャナーでデジタル化していく作業を10年位前からコツコツと行っていました。
　これまでも何度かこのブログでもネタにしています。
始めはこれを使ってました。
その次はこれをつい最近まで使用。
　ですが…。

　フラットヘッドスキャナはフィルム専用スキャナに比べてピントが甘いというのはその昔から言われてきたことです。最新型だから大丈夫かなと思ってましたが比較すると差は歴然と存在しました。作業性は良くサクサクなのですがいかんせん思った画が出てこないので徐々にストレスがたまり始めていました。
　ですが最近はフィルムスキャナの需要は少ないためかほとんど製品がないのです。さてどうしたものかと悩んでいたところにある情報が飛び込んできました。
これです。
　かれこれ1月以上は悩んだでしょうか？決して安いものではないし。。。でも初代のフィルムスキャナーは8万円はしたよなー。どうしようかなー？と悩み抜き、えーいっ！と買っちゃいました。
作例を

　初代のフィルムスキャナーで取り込み。マゼンダが被るのが特徴？記憶色になっているのはこの画です。

　２代目フラットヘッドで取り込み。ピントが甘くもやっとした感じ。色の抜けもいまいち。機械任せの色補正は派手すぎで好みではなく使っていません。

　これが３代目で取り込んだ画です。評価のベースが１枚目なので色味の差はありますがピントは良好。これは使えそうです！
　作業性は正直悪いです。が、１枚１枚作品を作るという意味では面白いかな？今は付属のソフトとフォトショップの併用で作業しています。またブログやHPで紹介できると思います。
　色って絶対的なものと思いがちですが実は相対的なものですよね。好みもあるし脳が勝手に補正している場合もある。パソコン環境の違いで僕が見ている上の写真の色味と皆さんのパソコンで見ている色味は同じかもしれないし同じでないかもしれない。
　不思議です。
あっ、旧夏物ウェア、セール中です。御来店お待ちしています！