望月高原牧場を抜けて林道唐沢線へ。
林道とはいえ全線舗装のきれいな道です。林道の合流地点から大河原峠までは約15㎞、標高差900mの道のりです。ゆっくりと上って行きます。
林道名の唐沢を離れて高度を上げていきます。峠から延びてきている蓼科スカイラインに合流する辺りでようやく周囲の景色が開けました。見えているのは浅間山、軽井沢方面でしょうか。
旅も4日目にしてようやく望遠ズーム55~300㎜の出番です。ここで出さなければ単なる重りになるところでした。幾重にも重なる山並みの淡いグラデーションがなんともいえません。
視線を変えると遠くにたくさんの鉄塔が。信州で鉄塔といえば美ヶ原の王ヶ頭でしょうね。
14時40分大河原峠着。標高は2093mです。駐車場は車でいっぱい。観光客もいますが大半は蓼科山や北八ヶ岳への登山者でしょう。峠の古いヒュッテは閉鎖?新しい売店が営業していました。飲み物や軽食もありました。トイレもきれいです。
登山という趣味も結構地味でしんどい行為だと思うのですがその登山者から見てもキャンプ装備を一式積んだ重たい自転車を1人でこいで坂を上るという行為は奇異に映るらしく注目を集めてしまいます。ロードレーサーのような軽量スポーツバイクなら理解を得やすいのかもしれませんけどね。
峠からの眺めは素晴らしいの一言です。こういう景色を見てしまうとやっぱり晴れた日に上ってなんぼだなあ。と思ってしまいます。望遠レンズでぐっと引き寄せた2枚目の写真、この谷間を今日上ってきたのです。
この日の予定目的地は白樺湖です。地図やルートラボだと白樺湖畔にはキャンプ場があるように見えるのですが実際はありませんでした。深山荘バンガロー村がキャンプ場のマークになっていますが管理している酒屋で聞くとキャンプ場ではなくバンガローのみとの事。しかしその酒屋のおかみさんから「公衆浴場の駐車場でみんなテント張ってるみたいだよ」との情報を頂きました。行ってみるとテントはないものの車中泊らしき車やキャンピングカーが多数停まっています。念入りに下見をして日が傾いてから隅の空き地にテントを張らせてもらいました。温泉に入って休憩所で食事してさっきの酒屋で地ビールを買ったのでお許しください。
この日飲んだ地ビールです。おやすみなさい。
その11へつづく
教科書に載ってる?ような、杉の上に檜という美しき人工林。
「りんどう」の花か何かを漬け込んでる「ジャパニーズ・ランビック」?
kusさん
ランビックじゃあないですねー。久しぶりにベルギービール飲もうかな。